みなさん、「ぜんまい」って漢字で書けますか?間違えずに書ける方はあまりいないでしょう。
山菜や野菜の名前は漢字の由来はユニークなものが多いです。調べてみると面白いですよね。
ぜんまいの漢字や由来はどうなのでしょうか。調べてみると、意外な事実がわかりました!
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ぜんまいの漢字ってどう書くの?
ぜんまいの漢字は?
ぜんまいの漢字を調べてみると「薇」という漢字でした。難しい漢字ですね。
でも、どこかで見たことがある漢字ですよね。あの「薔薇(バラ)」の「薇(ラ)」という漢字として有名です。
ぜんまいの「薇」という漢字の意味は、そのまま「ゼンマイ科多年生シダ植物」という意味です。
ちなみに、どうして「バラ」の漢字として「ぜんまい」が使われているのかは不明とされています。
棘と美しい花を持つバラと、クルクルとした穂先のぜんまいは全く似ていない植物ですよね。花言葉を調べてみたところ、「薇」は「夢想」「秘めたる若さ」でした。
一方「薔薇」は「美」「愛情」です。やはり共通するところはなさそうですね。
その由来は?
ぜんまいの漢字「薇」は、そのままぜんまいをいう植物を表していますが、「ぜんまい」の由来は別にあります。
ぜんまいの新芽の先端部分は渦巻き状に巻いた形をしています。きれいなまん丸ですよね。この丸く渦巻いた形が、昔のお金「小銭」に似ているとされたのです。
そこで、小銭が巻いたような山菜ということで「銭巻」と呼ばれるようになりました。そしてそれが「ぜんまい」と変化したと言われています。
確かにぜんまいの丸い形は小銭にソックリですよね。しかも大きさもほぼ同じです。
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ちなみに機械の「ゼンマイ」はどう漢字を書くの?
最近はあまり見なくなりましたが、ぜんまいバネという機械がありますよね。弾力性の強い素材を渦巻き状態に巻いた機械のことです。ぜんまい仕掛けの時計やオルゴールなどがあります。
機械のゼンマイは漢字で「撥条」と書きます。「発条」と書くこともあります。
ちなみに「撥条」は「ばね」とも呼びます。
そして、この機械のゼンマイは、山菜のぜんまいがモデルとなっているのです。
山菜のぜんまいの渦巻きが、機械のゼンマイと似ていることからつけられた名前なのです。
機械のゼンマイと似ていることから、山菜のぜんまいが「ゼンマイ」と呼ばれるようになったと思っている方が多いですが、実は逆なのですね。
薇って子供の名前につけてはいけないって本当?
ぜんまいの漢字について調べていたら意外な事実がわかりました。
「薇」という漢字は子供の名前につけてはいけないのです。どうしてなのでしょうか。
子供の名前に使えない漢字には大きく2つの理由があります。
1つ目の理由は常用漢字、人名用漢字ではないことです。全ての漢字が子供の名前に使えるわけでなく、常用漢字、人名用漢字の中から選ぶことになるのです。
2つ目の理由は不適切な漢字だからという理由です。名前に「悪」や「魔」など、子供の将来にふさわしくないと判断された場合には受理されないこともあるのです。
「薇」は、不適切であるという理由ではなく、常用漢字にも人命漢字にも登録されていないため、子供の名前として使うことができないのです。
「薔薇」はきれいな漢字なので、「薇(ら)」が、子供の名前に使えるようになったら人気が出るかもしれませんね。
まとめ
今回は、ぜんまいの漢字「薇」にスポットを当ててみました。ぜんまいは、機械のぜんまいがモデルとなった名前だと思っていたのですが、実は逆でした。
ぜんまいという植物に似ていることから、機械のぜんまいという名前がつけられたのですね。植物のぜんまいは「古銭」がモデルとなっていました。
さらに、「薇」という漢字は子供の名前につけることは出来ないという意外な事実までわかりました。ちょっとした雑学として覚えておきたいですね。
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