牛乳を温める時にできる膜の名前は?膜ができなくする方法は?

牛乳

子供の頃は勿論、大人になった今でも寝る前にホットミルクを飲まれる方って多いですよね。体がポカポカになるし、リラックス効果も得られるとして親しまれています。

そんなホットミルクを作る際に表面に膜が出来てしまい、膜を取り除き飲まれている方も多いですよね。

今回は牛乳を温める時に出来る膜についてご紹介致します。

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どうして牛乳を温めるときにできる膜の名前は?

悩む

牛乳を温める時に出来る膜が気に掛かる方も多くいらっしゃいますよね。そもそもこの膜の正体がなんなのか解らない方も多いと思われます。

この膜は「ミルクカゼイン」という名前です。

何で膜ができるの?

ミルクカゼインは牛乳を温める事によって水分が水蒸気に変化する事で発生するのです。

この水蒸気が発生した事によって牛乳に含まれているタンパク質が固まろうとして、含まれている脂肪分を吸収してしまい出来るのです。

このミルクカゼインが出来る現象はラムスデン現象と言い、化学反応の一つとなっているのです。

膜の成分は?

ミルクカゼインを気に掛けず飲まれている方も多いですが、その成分が気になりますよね。

ミルクカゼインはタンパク質から出来ているカルシウムの固まりとなっています。

牛乳本来に含まれているカルシウムなので、摂取すると疲労回復効果や免疫力のアップ、陽内環境の働きの促進といった効果を得る事が出来ます。

またミルクカゼインは耐熱性に優れた性質を持っており、加熱しても成分が損なわれる事がありません。

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牛乳の膜が嫌い!膜をはらないように温める方法は?

ポイント

ミルクカゼインは栄養満点な膜ですが、嫌いな方も多いですよね。そこで膜をはらないように温める方法をご紹介します。

電子レンジの場合は2回に分けて温めればいい

電子レンジでホットミルクを作る時、「3分」といったタイマーを設定して放置しますよね。するとミルクカゼインが出来てしまいます。

これは牛乳が沸騰する事で出来てしまうのです。

長時間で一度に加熱する事で出来てしまうので、一度電子レンジから取り出し、牛乳をかき混ぜ一定の温度にしてから再度加熱すると出来難くなります。

鍋の場合はかき混ぜながら温める

鍋で牛乳を温める際にはかき混ぜながら作ると、ミルクカゼインが出来ません。

これは単純にかき混ぜ続けていると、膜がはる前に拡散されてしまうので作り出す場所を与えない事となります。

ミルクカゼインは体に悪い?

考える女性

牛乳を温める時に出来るミルクカゼイン。気にならない方はそのまま牛乳に混ぜて飲まれていますよね。

近年の研究により、このミルクカゼインが悪性腫瘍の発生率に関係している事が判明されています。

ミルクカゼインは高タンパク質な物質です。

高タンパク質を過剰摂取すると、悪性腫瘍の発生率が高くなってしまうのです。

しかし、温めた牛乳を大量に飲まない限りはこの心配はほとんど無いので、気に掛けず飲まれても問題はありません。

あとがき

牛乳を温めると出来る膜の正体はミルクカゼインというタンパク質です。

栄養も豊富となっているので、気に掛けず飲まれている方はそのまま召し上がってください。膜が気に掛かる方は作り出さない方法もあるので、参考にされてみては如何でしょうか。

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