「香り松茸、味しめじ」ってことわざは本当なのか?

松茸

「香り松茸、味しめじ」ということわざをご存知でしょうか。松茸と言えば秋の味覚で高級食材としても知られています。

ことわざの通り香りが魅力的なキノコですよね。でもこのことわざに出てくる「味しめじ」って気になってしまいますよね。

「スーパーでも100円程で購入できるしめじは松茸より美味しい」なんて不思議に感じてしまいます。今回は「香り松茸、味しめじ」ということわざは本当なのかという事を検証してみたいと思います。

▶ 松茸が高い理由は?昔は安かったって本当?

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「香り松茸、味しめじ」ということわざの意味は?

ポイント

「香り松茸、味しめじ」ということわざを耳にした事がある方もいらっしゃいますよね。

まず「香り松茸」は秋の味覚「松茸」ですよね。松茸の醍醐味とも言えるのが「香り」です。この香りを楽しみに秋の訪れを待ち遠しくしている方も多いですよね。

キノコ類の中でも最も香りを楽しめるとして「香り松茸」があります。

そして「味しめじ」は味を最も楽しめるのが「しめじ」をさしています。つまり「香り松茸、味しめじ」は「香りを楽しむなら松茸、美味しい味わいを楽しむならしめじ」という意味となっています。

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ここで出てくるしめじはスーパーで売っているしめじとは違う?

ぶなしめじ

「香り松茸、味しめじ」ということわざでは「味しめじ」とありますが、「しめじの方が美味しいの?」と思ってしまいますよね。
しめじと言えばスーパーでも安価に購入できる「ぶなしめじ」を思い浮かびますよね。

「そんなしめじが松茸よりも美味しいの?」と疑問を感じてしまいますよね。しかしことわざに出てくる「味しめじ」はスーパーで購入できる「ぶなしめじ」とは違うしめじなのです。

「香り松茸、味しめじ」のことわざで現わされているしめじは「本しめじ」となっているのです。

本しめじは天然物になると1㎏で数万円にもなる高級食材となっています。本しめじは今でこそ、人工栽培が可能となっていますが昔は人工栽培が難しく天然物のみが流通されていました。

そんな天然物も収穫量が少ない事で、高級食材として重宝されていたのです。

▶ ぶなしめじと本しめじの違いは?どっちが美味しいの?

本しめじってどこで売っているの?

本しめじの画像

【出典】https://allabout.co.jp/gm/gc/75209/2/

天然の本しめじは市場といった所のみで購入する事ができますが、人工栽培物はスーパーでも購入する事ができます。1パック3個程入りで300円程で購入する事ができます。

ぶなしめじよりも大きく、エリンギのようなシャキシャキとした食感を楽しむ事ができます。

昔はぶなしめじ、本しめじ、平茸全てが「しめじ」として売られていた?

調べる女性

しめじと聞くとスーパーで安く購入できる「ぶなしめじ」が一般的ですが、昔は「ぶなしめじ」も「本しめじ」と呼ばれていました。さらに「平茸」も昔は「しめじ」として販売されていました。

現在では平茸として販売されており、しめじと本シメジ、平茸は全く別体のキノコとして販売されています。

あとがき

「香り松茸、味しめじ」に出てくる「しめじ」は普段購入している「ぶなしめじ」ではなく「本しめじ」です。

天然物は希少性が高く高級食材となっていますが、人工栽培物は安く購入する事ができます。ことわざのように松茸で香りを楽しみ、本しめじで味を楽しまれてみては如何でしょうか。

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