お刺身やソテーといった料理で楽しめるヒラメ。他の魚と比較すると、ちょっとお値段が高めですよね。
ヒラメと形がよく似ているカレイは比較的安価な事もあり、煮つけやから揚げで食べる頻度が高いですよね。
でもどうして、ヒラメは高くてカレイは安いのか気になりませんか。
そこで今回は【ヒラメはなぜ高級魚として扱われているのか?】【カレイが大衆魚と呼ばれているのは?】についてご紹介致します。
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ヒラメとカレイの漁獲量はかなり違う?ヒラメは希少性がある?
そもそも、ヒラメが高くてカレイが安いのか解らない方が多くいらっしゃいますよね。
それは漁獲量です。カレイの漁獲量はヒラメの約6倍とも言われています。
その為、カレイの方がスーパーや鮮魚店にて多く流通するので、カレイの方が安価となっているのです。
何でカレイの方が漁獲量が多いの?
ヒラメよりもカレイが安価な理由が漁獲量ですが、どうしてカレイの方が多く漁獲できるのか不思議に感じませんか。
それは種類の多さです。
カレイは日本国内でも約40種類、世界的に観るとなんと100種類が生息していると言われています。これは魚の中でも多種類と言え、「カレイ」と呼ばれる魚が多く流通されている事となるのです。
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ヒラメが高級魚でカレイが大衆魚と言われる理由は顔の向きにある?
【ヒラメが高級魚でカレイが大衆魚】と言われる事もあります。それは日本の和食における作法が大きく関係しています。
和食の作法においては、お客さんに魚を提供する時には【お客さんから観て頭が左側】になるようにしなければなりません。
しかし、カレイは目玉が右側に付いています。
カレイをこの作法で提供すると、目玉が後ろになってしまい左側に置く事ができなくなってしまいます。
その為、料亭などでは尾頭付きのカレイが提供される事はほとんど無く、大衆魚として食べる事が多くなり「大衆魚」と呼ばれているのです。
カレイの中にも実は高級魚がいたりする?
大衆魚として比較的安価な事から庶民から重宝されているカレイ。しかし、カレイにも高級と言えるような価値がある種類がいる事をご存知でしょうか。
それが「マコガレイ」です。特に旬の時期であるマコガレイは活魚ともなると1匹10000円にて流通される程です。
その味わいは「天然のヒラメよりも美味しい」と言われる程です。
全国各地で、このマコガレイはブランドともなっており、大分県では「城下カレイ」、富山県では「万葉かれい」として人気を博しています。
カレイと言えば煮つけやから揚げが定番ですが、マコガレイは刺身としても絶品なのです。
あとがき
漁獲数が少ない事で高級魚とされているヒラメ。頭を左側にしてしまうと、裏面になるので料亭では提供できないと大衆魚にされているカレイ。
しかし、カレイにもヒラメよりも高値が付くマコガレイというカレイがおり、全国各地でブランド品として重宝されています。
マコガレイはちょっとお値段が高めですが、いつも食べているカレイと比較されてみては如何でしょうか。
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