いちごの品種でさちのかという種類があります。
いちごと言えば、「とちおとめ」「あまおう」などは知っているのではないでしょうか?有名ないちごの品種ですよね?
でも「さちのか」はあまり知られていないと思います。私も調べるまでは知らない品種でした。
でもスーパーでいちごを見ているとたまに見知らぬ品種名のいちごってありますよね?そういう時に知っていると。
「あ~このいちごは○○な特徴のいちごだな」
と想像できるわけです。
今回はさちのかについて、どんな特徴があるのか?産地はどこなのか?おいしいのか?まずいのか?などを調べてみたいと思います。
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さちのかとは?
「とよのか」×「アイベリー」の交配種で、福岡県の農林水産省野菜茶業試験場久留米支場で育成されました。その後2000年に品種登録されたいちごです。
しかし福岡県のいちごといえば昔は「とよのか」、今は「あまおう」だと思います。さちのかは福岡で生まれましたが、あまり福岡では栽培されていない品種です。
しかしさちのかは広い地域で栽培されていて、「佐賀県」「長崎県」「千葉県」などが主な産地です。他にも徳島、和歌山、宮城などでも栽培されていたりします。
一番驚いたのは沖縄でも栽培できるということです。いちごってイメージ的に暖かいところでは栽培出来なさそうな印象あるのですが、沖縄でもいちごは作れるんですね。
さちのかは「幸の香」と表記して売られていることもあります。さちのかと命名された由来が、「お客様や生産者に幸あれ」という意味だったりするところから来るのでしょう。
千葉県ではさちのかを「紅つやか」として販売している?
千葉県ではさちのかをステビア農法を用いて栽培して独自のブランド「紅つやか」という商標で出荷していたりします。
ステビア農法ってどういう農法なのでしょうか?
ステビアとは南アメリカ原産のキク科ステビア属の多年草です。このステビアの葉や茎を堆肥にすることで植物の免疫機能を向上させ、いちごの糖度なども高くするという効果があると言われています。
品種としてはさちのかと紅つやかは同じなのですがステビア農法により、よりおいしいいちごブランドとして売り出しているのが紅つやかといういちごのことを言います。
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さちのかの特徴は?
糖度は10-15度ぐらいとばらつきがありますが、甘いものは甘いです。そして酸度が少しあるために、甘酸っぱいと感じるタイプのいちごと言えるでしょう。
糖度にばらつきがあるため、低い糖度のさちのかは子どもにとっては酸っぱいいちごと感じてしまい練乳などをつけないと食べたくないと言うかもしれません。
大人の私とかは「その酸っぱさがやみつきになるのにな」と思うのですが人の好みは百様ですので甘くて酸っぱくないいちごが大好きな人はたまにハズレのさちのかを引き当ててしまうかもしれません。
果肉は少しかためのため、傷みにくく日持ちしやすいです。そして中まで赤く着色しがちなタイプのいちごの為、ジャムやピューレにすると鮮やかな赤いものが出来ます。
おいしいさちのかの見分け方とは?
いちごって当たりハズレが大きい果物だと思います。
どうすれば美味しいさちのかを選ぶことができるのか?一番大事なことは時期だと思います。
1月~2月がさちのかの旬ですので、その時期に売りに出されているさちのかを選ぶと当たりを引く確率があがります。
春先になり「そろそろいちごが食べられなくなるから食べ納め!」と思いたち3月にいちごを買う・・・。そういういちごは旬をすぎていていちごの苗は痩せてしまっているので小さく甘くもないハズレのいちごの可能性が高いです。
次に色の濃さに注目です。黒ずんでいなくてとにかく赤くと感じるものが熟しているので選びましょう。
いくら赤くても黒ずんでいるさちのかは熟れすぎていてまずいので選ばないようにしましょう。
まとめ
さちのかは甘さと酸っぱさが調和しているタイプのいちごです。酸っぱさが含まれるいちごは飽きがこなくて好きという方向けの品種と言えるでしょう。
旬は1月~2月なのでその時期に売られているさちのかを選ぶと美味しいいちごに巡り合うと思いますよ。
ユミ
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