カサゴは「笠」をかぶっているように見える姿から「カサゴ」と呼ばれるようになったという説があります。
さらに日本各地の方言に基づく呼び方もたくさんあります。これらの名前は和名ですが、英語や他の外国語にもカサゴを表す言葉があります。
ここでは、カサゴの英語、他の外国語の言い方についてご紹介したいと思います。
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カサゴは英語で何ていう?
カサゴの学名は「Sebastiscus marmoratus」というラテン語です。
「Sebastiscus」はギリシア語の「sebastos」に由来しており、「尊厳」の意味があります。
「marmoratus」はラテン語の「marmor」に由来しています。これはマーブル模様などの意味があります。
それでは、カサゴを英語で言うとどうなるのでしょうか。調べてみると、色々な言い方があることがわかりました。
「Rockfish」がカサゴの直訳として出てきましたが、厳密にはちょっと違います。
「ロックフィッシュ」とは、カサゴだけでなく、根に住んでいる魚の総称である「根魚」の英語です。
カサゴ、アイナメ、メバルなどをまとめて「根魚=ロックフィッシュ」と言います。
カサゴをロックフィッシュと言っても間違いではありませんが、カサゴ以外もロックフィッシュと呼ぶことを覚えておきたいですね。
「Marbled rockfish」と言われることも多いです。「marbled」は「大理石模様の」という意味になります。カサゴの模様が大理石の模様に例えられているのですね。
「marbled」は「霜降りの」という意味もあり、「marbled meat」で霜降り肉の意味になります。霜降りの雰囲気もあるかもしれませんね。
また「False kelpfish」と言われることもあります。
「False」は「偽の」という意味です。「kelpfish」とはオーストラリア東岸、ニュージーランドに北島に分布する「ケルプフィッシュ」という魚のことです。
カサゴと似た姿をしています。カサゴは、ケルプフィッシュに似ているけれど違う魚ということですね。
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カサゴを他の外国語で何て言うの?
中国語だと?
カサゴの漢字は「笠子」となりますが、中国語の場合には「鮋」となります。カサゴ科の全てを表す漢字となっています。カサゴ科=鮋科となります。
韓国語だと?
さらに韓国語だと、カサゴは「쏨 뱅이」となります。「ssom baeng-i」という発音になります。
韓国のレストランにもカサゴを使った料理があります。もし韓国でこの単語を見つけたらカサゴを思い出してくださいね。
イタリア語だと?
カサゴ料理で人気なのが「アクアパッツァ」です。これはイタリア料理の一つですね。
カサゴはイタリア語で「Scorfano」と言います。「スコルファノ」とカタカナ表記されることもあります。
スコルファノ=カサゴがわかると、ちょっとかっこいいですね。イタリアンレストランで自慢できますね。
ちなみに、フランス語では「rascasse ラスキャス」と言います。フレンチレストランのメニューにはこちらの名前で書いてあるのですね。
カサゴは地中海で人気の魚!
カサゴは刺身や煮付けで食べるのが有名なので、日本食のイメージが強いですよね。ところがカサゴを食べているのは日本人だけではありません。世界各国でカサゴ料理が楽しまれています。
特に人気が高い地域が地中海沿岸です。フランスの港町マルセイユや、南イタリアなどの市場では新鮮なカサゴがたくさん並んでいます。
ヨーロッパではカサゴはブイヤベースに使われることが多いです。ブイヤベースとは、日本の寄せ鍋のようなもの。
新鮮な魚介類と香味野菜などを入れてコトコト煮込み、それぞれの香りや旨みを引き出すのです。カサゴはとても良いダシが出る魚なので、ブイヤベースに最適な食材なのですね。
まとめ
日本各地で食べられているカサゴは、それぞれの地域の方言に合わせた呼び方があります。しかし、日本だけでなく世界各国でも食べられている魚なので、それぞれに国ごとの言い方もあるのです。
大理石の模様に似ていることから、英語では「Marbled rockfish」と呼ばれています。イタリア語の「スコルファノ」も覚えておきたいですね。
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