コリコリとした食感が特徴的で、中華料理を食べる際に目にすることが多いきくらげ。
そんなきくらげは、名前にくらげ、と付くことから海の食材と思っている方も多いのではないのでしょうか?
ユミ
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意外ときくらげって何か知らない人は多い!
きくらげが一体何かを知らない方は意外と多いです。
名前にはクラゲ、と付くのに、漢字では“木耳”と書きます。海の食べ物だと思っている方からすると、何故“木”という漢字を使うの?と疑問に思いますよね。
コリコリとした食感はクラゲや海草に似ています。しかし海草は茶色いものが多いですがクラゲは透明。
しかも漢字で書くと木という漢字を使う。
きくらげが何なのか知らない方からすると、クラゲが付くことから海の食べ物?木という漢字を使うことから山の食べ物?と謎が謎を呼んでしまいます。
きくらげを海藻だと思っている人はいる!
クラゲの仲間だと思われがちなきくらげですが、中には海草と思っている方もいます。
何故かというと、茶色く少しうねっとした見た目がコンブやワカメと似ているからです。
またなかなか噛み切れない食感を持つところや、乾燥きくらげは水で戻して酢の物や前菜、炒め物として使われることが多く、海草と料理の用途が似ています。
きくらげをくらげの一種だと思っている人はいる!
日本ではミズクラゲ、タコクラゲ、といった種類のクラゲを食べることがあり、そのことからきくらげもクラゲの仲間だと思いやすいのですね。
そしてコリコリとした独特の食感も海のクラゲと似ているため、大人になっても惑わされたままの方が多いです。
中華料理では前菜でクラゲを使うことが多く、食感が似ているため混同してしまう場合もあります。
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正解はきくらげはキノコの一種です!
きくらげは“キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属”のれっきとしたキノコです。
日本できくらげと呼ばれている理由は、コリコリとした食感や見た目がクラゲに似ていることから、“木に生えるクラゲのような食感”からきくらげとなりました。
また耳、という文字が使われる理由は、見た目が耳にも似ているからです。
ヨーロッパではイエスキリストの使徒であるユダが首を吊ったニワトコの木からきくらげが生えたとされており、あまり食べられることはありません。
沖縄本島ではみみぐい、鹿児島県沖永良部島ではみんぐそ、奄美大島ではみんぐり、宮崎県西臼杵郡ではみみばな、と地方ではきくらげとは違った呼び名がありますが、どれも耳と関連付けた呼び名となっています。
ちなみに山くらげという食べ物もある?
きくらげと名前が似た山くらげ、という食べ物があります。
見た目は鮮やかな黄緑色で、きくらげとは全く異なる見た目をしています。この山くらげ、正式名称は“ステムレタス”といい、こちらは“キク科アキノノゲシ属チシャ種”の植物です。
このステムレタスの茎を細く裂いたあと、乾燥させたものを山くらげと呼びます。山くらげも料理に使う際は水で戻してから使用し、食感はコリコリとしていてまさにクラゲのようです。
このことから山くらげと呼ばれるようになりました。山くらげは漬け物として食べられることがほとんどです。
まとめ
見た目は海草、食感はクラゲに似ているきくらげは、海草でもクラゲでもなく、キノコの一種です。
耳という漢字が使われる由来も形が耳に似ているからだということ分かり、ヨーロッパではあまり食べられていないことが驚きでした。
また山くらげという名前が似ている別の食べ物があり、その名前の由来がクラゲのような食感から来ていることが面白いですね!
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