料理の下味やスパイシーさを引き立たせてくれる胡椒。日本だけでなく、数多くの胡椒が世界中で親しまれていますよね。
さて、胡椒をパラパラと振りかけると「クシュン」とくしゃみをしてしまう事が多いですよね。でも、どうして胡椒が鼻に入るとくしゃみが出てしまうのか解らない方が多いと思われます。
そこで今回は【胡椒が鼻に入るとどうしてくしゃみが出るのか?その原因とは?】についてご紹介致します。
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漫画などで胡椒が鼻に入ってくしゃみをする演出がある
胡椒を使うと思わずくしゃみをしてしまう方がいらっしゃいます。そんなシチュエーションは漫画でも観かける事がありますよね。
ラーメンを食べようと胡椒を振りかけた瞬間に「クシュン」。人に向かって胡椒を投げつけた瞬間に「クシュン」。
リアルな生活ではなかなかくしゃみが出ない事もありますが、漫画の世界では定番とも言える演出ですよね。そうなると、胡椒が鼻に入るとくしゃみが出るのは本当なの?と感じてしまいますよね。
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実際胡椒は鼻に入るとくしゃみが出るの?原因は?
「本当に胡椒が鼻に入るとくしゃみが出るの?」と疑問を感じる方もいらっしゃいますよね。実際の所、胡椒が鼻に入るとくしゃみは出ます。
でもこれは胡椒によるアレルギーではないのです。その大きな原因は胡椒に含まれている【ピペリン】という成分です。
胡椒を食べると「辛い」という味が解りますよね。この辛味成分の正体がピペリンなのです。
胡椒はとても粒子が小さい調味料です。ラーメンやフライパンに掛けているようで、実は空気中に舞い上がっている状態となり鼻に入ってしまうのです。
この胡椒が鼻に入ると、体は「体内に刺激物が入り込んだ」という危険信号を発し、胡椒を外に排出させようとする作用によってくしゃみがでるのです。
胡椒が鼻に入ってもくしゃみがあまり出ない人もいる?
胡椒が鼻に入るとくしゃみが出てしまうのは、体の防衛反応とも言えます。しかし、胡椒が鼻に入ってもくしゃみがあまり出ない人もいるのです。
それは鼻呼吸をしていない事や、鼻呼吸での吸い込み力が弱い事です。根本的に胡椒が鼻に入らなければ、くしゃみは出ません。
つまり、胡椒が鼻に入る要因として、鼻呼吸が大きく関係しています。
鼻呼吸ではなく、口呼吸を行っている方や、吸引力が弱いと胡椒の入る量も少ないので、くしゃみがあまりでないのです。
また粒子の細かい粉末の胡椒ではなく、粗挽きタイプの胡椒を使っている方もあまりくしゃみが出ません。粗挽きだと粉末よりも重量があり、空気中に漂う音がほとんどなく、食材にしっかりと振りかける事ができます。
「胡椒は使いたいけれど、くしゃみは出したくない」という方には粉末タイプよりも粗挽きタイプがおすすめとなります。
あとがき
胡椒が鼻に入るとくしゃみが出るのは、辛み成分から体を守る為の防衛反応によるものなのです。
胡椒が空気中に舞う事で鼻に入りやすくもなってしまうので、胡椒を振りかける時は低い位置から掛けてあげる事も大きな予防策となりますね。
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