胡椒は料理の下味やアクセントとして日本だけでなく、世界中で親しまれている調味料ですよね。
さて、一般的に「胡椒」と呼ぶ事が多くありますが、胡椒には大きく分けて4種類ある事をご存知でしょうか。
しかし、そうなると「何が違うの?」「どのようにして使い分けるの?」という疑問が生じてしまいますよね。
そこで今回は【胡椒は大きく分けて4種類!】【それぞれの特徴と使い分け方とは?】についてご紹介します。
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黒胡椒(ブラックペッパー)とは?どんな味の特徴がある
黒胡椒は辛みが強く香りも強いコショウです。胡椒の辛みを前面に引き立たせたい時や肉の独特なクセを消してくれるのに有効的です。
どういう料理に使う?
主にスパイシーさが魅力な料理や肉料理に使用される事が多い胡椒です。ステーキや辛みがアクセントとなるおつまみといった料理にピッタリの胡椒ですね。
白胡椒(ホワイトペッパー)とは?どんな味の特徴がある
白胡椒は黒胡椒よりも香りと辛みがマイルドな胡椒です。黒胡椒よりも、落ち着きさが感じられる胡椒となっており、下味にピッタリです。
どういう料理に使う?
白胡椒は香りも辛みも抑えられた胡椒となっており、辛みをほとんど必要としない料理に使用される事が多くあります。
魚料理や料理自体が白く、白さを維持したいシチューやグラタンといった料理に使用すると良いですね。
グリーンペッパーとは?どんな味の特徴がある
グリーンペッパーは黒胡椒や白胡椒と比較すると馴染みの無い方も多い胡椒ですよね。
グリーンペッパーは胡椒の実が未熟状態である緑色の時点で収穫され、塩漬けや乾燥された胡椒を指します。
紀元前においては「スパイスの王様」とも称され、高額にて取引されるとても重宝された胡椒です。
グリーンペッパーは黒胡椒よりも、味がマイルドながら胡椒特有の辛みを楽しむ事ができます。
どういう料理に使う?
グリーンペッパーは緑色の粒がアクセントにピッタリですよね。マリネや肉料理、魚料理とどんな料理にも活用する事ができます。
ピンクペッパーとはどんな味の特徴がある
スーパー等でも見かける事ができるピンクペッパー。色の鮮やかさが魅力的ですよね。
グリーンペッパーが完熟すると赤いピンクペッパーになると思ってしまいますよね。実は違うのです。
ピンクペッパーはコショウボクという木の実で、他の胡椒の仲間ではないのです。胡椒のような強い香りや辛みはほとんどなく、酸味や甘味を感じる事ができます。
どういう料理に使う?
ピンクペッパーは辛みはほとんど無く、酸味や甘味があるので、サラダやマリネ、さらにはスイーツと幅広いジャンルで活用できます。
他にも胡椒の種類は存在する?
胡椒は大きく分けて4種類ですが、まだまだ胡椒の種類は存在しているのです。
ジャワペッパーとは
ジャワペッパーはヒッチョウカの実で、ニューギニアやスマトラ、ベナンといったエリアで重宝されています。
ブラックペッパーのような色合いと粒となっていますが、尻尾が付いているのが特徴的です。
種子の中は空洞で、香りと辛みがとても強い胡椒です。
スパイスとしては勿論、ソースや薬味、さらにはタバコのフレーバーとしても重宝されています。
カレーや魚料理の香辛料として活用されていますが、入れ過ぎると苦味が強くなる性質があります。
ロングペッパーとは
ロングペッパーは東南アジアに自生するコショウ科の植物で「ヒハツ」という名前でも知られています。
「腰痛」「貧血」、「頭痛」「歯痛」「嘔吐」「下痢」といった多くの症状の緩和が期待できるとして、インドの伝統的医学 「アーユルヴェーダ」や中国の漢方としても利用されている胡椒なのです。
日本でも沖縄では薬味としても活用されており、スパイスとしての働きだけでなく、薬としても使用されているのです。
あとがき
黒胡椒や白胡椒を始め、多くの胡椒が日本だけでなく、世界各国で活用されています。
胡椒という名前が付いていても、甘味があったり、薬としても活用されている物などその数は無数と言えますね。
料理や活用方法応じて、さまざまな胡椒を使い分けてみるのも、楽しみの一つとなりますね。
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