胡椒はどんな料理にも使われる香辛料となっており、世界各国で重宝されていますよね。
さて、胡椒には黒胡椒と白胡椒がありますが、違いや使い分け方について知っていらっしゃいますか。
今回は【黒胡椒と白胡椒の違いとは?】【白胡椒と黒胡椒の使い分けとは?】についてご紹介致します。
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黒胡椒とは?
黒胡椒はコショウ科コショウ属の植物から採取される実です。「胡椒」と呼ばれる物は数多くありますが、黒胡椒もその一つです。
黒胡椒はコショウの実が完熟状態になる前に採取された物が黒胡椒として呼ばれています。
完熟状態前に採取される事で、香りの強さが魅力的となっており、スパイシーさを出したい時に活用されるコショウです。
白胡椒とは?
白胡椒はコショウ科コショウ属の植物から採取される実です。
「胡椒」と呼ばれる物の一種で、コショウの実をしっかりと完熟させ、水に1~2週間程浸し、皮を剝いて乾燥させたコショウとなっています。
黒胡椒よりも辛みはマイルドとなっており、程良い香りづけとして使用されています。
また、色が白色となっている事で、ホワイトソースや白色を維持したい料理に活用されています。
白胡椒は黒胡椒よりも、栽培期間が長い上、皮を剥くといった手間が掛かる事で、黒胡椒よりも価格が高めに設定されています。
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2つの違いを簡単に説明すると
黒胡椒と白胡椒は似ているようで、異なる魅力や活用方法があります。そこで、2つの違いを簡単にご紹介します。
※熟成状態
黒胡椒→未熟状態
白胡椒→完熟状態
※香りの強さ
黒胡椒→強い
白胡椒→マイルド
※辛み
黒胡椒→強い
白胡椒→マイルド
※価格
黒胡椒→やや安い
白胡椒→やや高い
黒胡椒と白胡椒の使い分けが難しい!どうやって判断するの?
黒胡椒と白胡椒の使い分けが難しいですよね。そこで、どのようにして判断するのかをご紹介します。
※黒胡椒
スパイシーな料理
肉料理
※白胡椒
白色を強調したい料理
白身魚の料理
黒胡椒は香りがとても強いので、肉の臭み消しとして活用され、相性も抜群となっています。
白胡椒は胡椒のマイルドな香りや辛みがあり、下味やスパイシーさを必要とされない料理にピッタリです。
ただ、プロの料理によっては「黒胡椒はコショウの味がダイレクトに伝わる料理」「白胡椒は下味や隠し味」といた活用方法で使用される場合があります。
日本のどの家庭でも使用されている「テーブルコショウ」は黒胡椒と白胡椒をブレンドした胡椒となっており、それぞれの良さがしっかりと引き出されています。
その為、どんな料理にもピッタリ合う胡椒となっているのです。
あとがき
胡椒は下味だけでなく、味の決め手としても活用されている重要な調味料ですよね。黒胡椒を使うのか?白胡椒を使うのか?によって香りや味わいが異なります。
ただ、辛みや香りの好みもありますので、ご自身の好みに合わせて活用するのが、最も美味しく味わえる事と言えますね。
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