「キャベツの種類ってどのぐらいあるの?」
キャベツって冬が旬のイメージがありますが一年中市場に出回っている野菜です。
しかしキャベツってそんなに長期保存が効く野菜でありません。家で保存していてもすぐに傷んでしまうキャベツはどうして一年中置いてあるのでしょうか?
答えは、キャベツは種類ごとに旬の季節が違うからその都度新鮮なキャベツが出回っているからです。
私達が知っているキャベツの種類と言えば「普通のキャベツ」と「春キャベツ」だと思います。普通のキャベツは冬が旬で春キャベツは春が旬です。
他にも私達が普通のキャベツと思っている品種は実は冬キャベツとは違う種類のものだったりするわけです。
ユミ
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キャベツの種類はどのぐらいある?
キャベツの種類ってどのぐらいあるのでしょうか?リストにしてみました。
- 冬キャベツ
- 春キャベツ
- 夏キャベツ
- グリーンボール
- 紫キャベツ
- サボイキャベツ
- 芽キャベツ
有名な種類だけリストにしてもこれだけの数があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
冬キャベツ
別名「冬玉」「寒玉」とも言います。主にキャベツと言えばこの種類のことを指します。
12月~3月頃に収穫されるキャベツの事を言います。楕円形で葉がぎっしりとつまっていて重要感があるのが特徴です。
味は葉が堅い為、歯ごたえがあって糖度が高いのが冬キャベツの特徴だったりします。その為、料理としては煮込み料理や炒め物なのに向いている種類ですね。
春キャベツ
別名「春玉」とも言います。
3月~5月頃に収穫されるキャベツで丸くて葉の巻きがゆるくて柔らかいのが特徴です。
丁度3月は春キャベツと冬キャベツが市場に出回って、どっちがどっちかわからなくなる人もいると思います。
春キャベツと冬キャベツの見分け方は、切り口をみると分かりやすかったりします。楕円形で切り口が白くて葉と葉の間に隙間がないのが冬キャベツです。
それに対して春キャベツは円に近い丸みと葉の巻きがゆるいために切り口が隙間が結構あります。そして切り口の色が冬キャベツに比べると白くないです。
糖度は冬キャベツよりもないですが、葉が柔らかいためにサラダやキャベツの千切りなどにはとても適している種類です。
ユミ
夏キャベツ
別名高原キャベツとも言います。
高原キャベツと言われる所以は長野県や群馬県などの高原で栽培されることが多いためにそう呼ばれています。
基本的に冬キャベツを少し改良したものが夏キャベツなのですが、夏でも涼しい高地で栽培するためにある程度温度に強い品種と言えるでしょう。
収穫時期は初夏~秋にかけて市場に出回ります。見た目はほとんど冬キャベツのために冬が旬のキャベツがなぜ夏にも出回るかというと高原キャベツの存在がその理由なのでしょう。
グリーンボール
別名丸玉と言われています。
春先に出回る少し小ぶりのキャベツの種類で、普通のキャベツの大きさは1.2kgなのに対しグリーンボールは1kg程度と少し小さめです。
小さくてそしてキャベツの中ではわりと丸い方の春キャベツよりも丸いのが特徴です。
切り口を見るとびっしりと葉と葉の隙間が小さく切り口の色も緑色なのが特徴です。
キャベツの中では寒さに弱い種類なので5月ごろに市場に出回るようになります。しかしあまり生産量が多くないためにスーパーなどで見かけることも稀だったりします。
オススメの調理法は葉の柔らかさを生かして、サラダやスープに入れると美味しく召し上がることができます。
紫キャベツ
別名、「赤キャベツ」「レッドボール」とも言われています。
緑のキャベツにはないアントシアニンという成分で注目されることが多いですが、どういう効果があるというとポリフェノールの一種といえばわかると思います。抗酸化作用の効果ですね。
このアントシアニンは加熱をしてしまうと失われてしまうため、紫キャベツは主に生食として食べることが多いと思います。
サラダの色を鮮やかにしてそして栄養価も高い紫キャベツですがあまり市場では見かけなかったりしますね。
サボイキャベツ
私はスーパーで一度も見かけたことがない種類のキャベツです。
葉の外側がチリチリしているため別名ちりめんキャベツとも言われています。
生で食べると普通のキャベツに比べて苦味がきになりますが、茹でることで苦味が消えて甘味が増します。
キャベツは煮込むと煮崩れしやすいのだけれども、サボイキャベツは煮込んでも全然煮崩れしないため煮込み料理には最適の種類のキャベツだったりします。
ただ日本で栽培している所も少なくなかなか入手する機会はないかもしれません。
普通のキャベツより少しかたく、茹でると甘さを感じるのが特徴。最適な調理法はロールキャベルだそうです。
芽キャベツ
別名子持甘藍とも呼ばれているキャベツです。
キャベツというよりも飴玉サイズのとても小さなキャベツで同じキャベツの種類にくくるのは少し違うかもしれませんが、キャベツと名がつくために一緒に紹介したいと思います。
普通のキャベツは1株に1個のキャベツができますが、芽キャベツは1株に50個程度の芽キャベツができます。収穫時期は12月-3月ぐらいになります。
茎に沿ってびっしりと芽キャベツはできるので大きなぶどうのような付き方をするのが特徴です。
ちなみに芽キャベツは生で食べるにはかたくて苦味が強いため生食としては向いていませんが茹でると苦味が消えて甘味が増すため、丸ごとシチューに入れると人参やじゃがいもと同じ大きさで形もよく食べやすくなります。
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キャベツが一年中食べられるワケとは?
冬キャベツ・春キャベツ・夏キャベツ(高原キャベツ)という3種類のキャベツを生産することにより一年中、旬のキャベツをスーパーに送り届けているわけです。
「キャベツはなぜ冬が美味しいというの?」
キャベツは冬が美味しいとよく言われますが、冬キャベツが旬な理由なのもあると思いますがキャベツは温度にあまり強くないのも理由だと思います。
鮮度が落ちてしまうとキャベツ特有の臭みが強くなったりしますしスーパーなどでは常温で販売している所が多いですが、0-5℃程度の場所で管理していないと鮮度の落ちが加速するのが原因でしょう。
まとめ
以上でキャベツの種類についての記事を終わります。
それぞれの特徴を知っていると、生食に向いているのか?煮込んだり加熱したほうが美味しいのかわかると思います。
そのキャベツが一番美味しく食べられる方法を選んで調理することが料理が美味しくなるポイントだと思いますので、スーパーでキャベツをチェックしてみてください。
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