谷田部ねぎの特徴と旬の時期はどんな食べ方がオススメ？

出典：https://ameblo.jp/mamapre/entry-12124885015.html

シャキシャキとした食感と、ピリッとした辛さが料理のアクセント人気ピッタリなねぎ。生食だけでなく、加熱するとトロりとした食感と濃厚な甘味が魅力的ですよね。

さて、普段ねぎを購入される時どんな品種を購入されていますか。一般的には白ねぎを購入されていると思われますが、「谷田部ねぎ」も人気の高いねぎとなっています。

そこで今回は【谷田部ねぎの特徴と旬の時期とは？】【谷田部ねぎのオススメな食べ方とは？】についてご紹介致します。

谷田部ねぎは、福井県小浜市口名田地区谷田部集落で栽培されているねぎです。

中国から伝えられた品種という説もありますが、京都の伝統野菜「九条ねぎ」にとても似ており、九条ねぎの系統なのではと言われています。

100年以上谷田部集落で栽培されており、農産物等の保護を目的として国が定めている「地理的表示（ＧＩ）」にも認定され、「福井百歳やさい」として注目されています。

また谷田部ねぎは、一旦土から引き抜き、斜めにして再び植えられる「伏せ替え」という方法で栽培が行われています。

この方法で栽培すると、白い部分が曲がった形になりますが、曲がる事で甘味や旨味がアップすると言われています。

谷田部ねぎは史郎部分がとても甘く柔らかさを持っています。白ねぎを食べ慣れている方は「甘い」と感じる事ができます。

谷田部ねぎは12～3月が旬の時期となっています。

厳しい寒さが谷田部ねぎの甘味をアップさせ、果肉はジューシーな旨味が凝縮されています。

谷田部ねぎは小浜氏の特産品である鯖とも相性抜群の食材です。

この鯖をしめ鯖にして、谷田部ねぎと酢味噌で和えた「ぬた」は郷土料理の一つとしても知られています。

「ぬた」は谷田部ねぎの旨味と甘味でなければ美味しさが醸し出せないとも言われています。

また谷田部ねぎは加熱すると甘みが増します。すき焼きや鍋、煮つけといった加熱料理にするとより美味しく味わう事ができます。

谷田部ねぎの白い部分は刻んで薬味や大きくカットして加熱して食べるのがおススメとなっています。

青い部分も刻んで薬味にしたり、餃子の具等に混ぜ込むと谷田部ねぎの旨味だけでなく香りも楽しむ事ができます。

九条ネギのように、そばや冷ややっこにたっぷりと乗せて食べると良いですね。

谷田部ねぎは、九条ねぎが基なのではとも言われている品種です。

あえて曲げて栽培させる事で、甘味がアップしより美味しい谷田部ねぎを楽しむ事もできるのです。

白い部分だけでなく、緑色の部分もさまざまな料理のアレンジで活用できるので、捨てる所のないねぎとなっていますね。