茹でるとホクホク感を堪能出来、空揚げにするとカリッとした食感がクセになるそら豆。暑さが感じられる時期になるとスーパーでは観かける事が多くなる食材の一つともなっています。
そんなそら豆は一般的には「そら豆」として呼ばれていますよね。でも地域によっては呼び方が異なっているのです。そんなそら豆の呼ばれ方についてご紹介致します。
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そら豆の事を夏豆と呼ぶところはどの地域?
そら豆は一般的には「そら豆」と呼ぶ事がスタンダートとなっていますよね。スーパーや青果店においても「そら豆」という商品名で記載されており、ごく当たり前の呼び方ですよね。
しかし地域によってはそら豆ではなく「夏豆」と呼ぶ地域があります。夏豆は主に神奈川県や九州地方、中国地方で呼ばれる呼び方です。
名前の由来は「夏が旬の豆」という事で夏豆となっています。
他の地域でもそら豆の別名はたくさんある!
一般的にはそら豆で神奈川県や九州、中国地方では夏豆と呼ばれていますが、さらに多くの呼ばれ方もあるのです。
■ 大和豆
大和豆は奈良県での呼ばれ方です。
■ 唐豆
四国地方では唐豆と呼ばれています。
■ がん豆
静岡県や三重県ではがん豆と呼ばれています。
■ 板豆
上海では板豆と呼ばれています。
■ 四月豆
四月豆は四国地方での呼ばれ方です。4月頃から収穫される豆となっている事で「四月豆」と呼ばれています。
■ 五月豆
三重県ではがん豆の他、五月豆とも呼ばれています。5月頃に収獲される豆という事から「五月豆」と呼ばれています。
■ 冬豆
神奈川県では夏豆の他、冬豆とも呼ばれています。冬の時期に植える事で「冬豆」と呼ばれています。
■ 雪割豆
千葉県では雪割豆と呼ばれています。そら豆は前年の秋に植えられ、雪の時期を通り越した後に収獲される事から「雪割豆」と呼ばれています。
■ 胡豆
胡豆は中国においてのそら豆の呼ばれ方です。
■ ノラマメ
ノラマメは古代からあるそら豆の古代名となっています。田んぼの畦道に植えていた事で「野良豆」と呼ばれていたという事もあります。
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そら豆の名前に関するその他のお話
「そら豆」は天高く空に向かって伸びる事でそら豆と呼ばれています。その為、漢字で記載すると「空豆」となります。
しかし「そらまめ」を漢字で記載する場合には「蚕豆」と記載される事もあります。これは蚕養期に実をつける事や蚕の形に似ている事で蚕豆とも記載される事があります。
またそら豆はいかり豆とも呼ばれる事があります。
このいかり豆はある地方での呼ばれ方でもありますが、より多くの方が知っている「いかり豆は」油でカリカリに揚げられたおつまみの定番でも豆菓子かと思われます。
一般的には「いかり豆」となるとフライビーンズとなりますが、加工前のそら豆もいかり豆として呼ばれる事があります。
あとがき
一般的にはそら豆として広く知られていますが、地域によっては異なる呼び方が豊富となっているそら豆。どんな呼ばれ方があるのか、調べてみるのも楽しみと一つとなりますね。
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