鶏ささみの栄養と期待できる効能は?食べ過ぎには注意することある?

鶏ささみ

今や高タンパク、低カロリー、低脂肪で、ダイエット向きな食材の代表格とされる鶏ささみですが、

その栄養や効能を詳しくご存知ですか?

実はそれを知ると、食べ過ぎはむしろ体に悪影響を及ぼしたり、ダイエットのはずが、逆に太るという事実にぶち当たるのです。

そこで、鶏ささみの栄養と効能を改めてご紹介するとともに、なぜ、食べ過ぎは良くないのか解説したいと思います。

その結果をもって、1日に摂取しても良い適量についてもお話ししますよ。

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鶏ささみの栄養と効能について

鶏ささみ

まずは、鶏ささみの栄養価について、列記していき、その後、詳しい効能についてご紹介します。

何が問題点か考えていきましょう!

 

鶏ささみの栄養価は?

鶏ささみ100gあたりの栄養価です。では、具体的には、

MEMO
カロリー 105kcal
脂質 13g
コレステロール 140mg
ナトリウム 86mg
タンパク質 25g
ビタミンC 3mg
鉄 1mg
ビタミンB6 0.2mg
マグネシウム 28mg
カルシウム 7mg
ビタミンD 0.2μg
コバラミン 0.4μg 

になります。

ちなみに、一般的にみなさんが気になるであろう栄養素の、炭水化物と食物繊維は含まれていません。

 

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鶏ささみを食べることで期待できる効能は?

先にご紹介した栄養素の中で、特に重要な成分についてご説明します。

ビタミンB群
皮膚や粘膜、髪の健康を維持し、脳神経を正常に保つ役割があります。また、血流も促してくれますよ。

ビタミンC
抗酸化ビタミンとして有名で、体を錆させません。若さを保つために必要な成分ですね。

マグネシウムやカルシウムといったミネラル類
体を支える骨や歯を作るのに欠かせません。

カリウム
疲労回復に役立ち、利尿作用や高血圧予防をしてくれます。

タンパク質
鶏ささみで気になる栄養素といえば、このタンパク質だと思われます。

その通りで、良質なタンパク質を含んでおり、アミノ酸のバランスも良く、消化吸収に優れています。

特にアミノ酸の一種である「メチオニン」は、肝機能を強くしてくれます。

また、同じくアミノ酸の一種である「トリプトファン」は、別名幸せホルモンと言われており、セロトニンの材料となり、自律神経を整え、不眠の解消に役立ち、また睡眠の質も向上してくれますよ。

以上、鶏ささみに含まれる栄養素の効能についてご紹介しましたが、

何か気になる点はありましたか?

鶏ささみを食べ過ぎると体に悪かったり、太るって本当なの?

体重計

実は本当なのです!

今までダイエットに良いと聞いて、食べてきた方にとっては、残念でならないですよね。にわかに信じがたい方もいらっしゃるでしょう。

これから、理由をご説明します!

先に、鶏ささみに含まれるビタミンB群の効能をご紹介しました。

実は、この成分はとても重要で、体内に蓄積された糖や脂を燃焼させる役割もあるのです。

残念ながら、鶏ささみにはこの成分が多くは含まれておらず、ばっかり食べをしていると、ビタミンB群が不足した状態になり、代謝がしにくい体に変わってしまいます。まさに太る原因になるのです!

ちなみに、この成分が多く含まれているのは、牛肉の赤身とラム肉です。本来は、こちらの方がよりダイエット向きですね。

更に低カロリーだからといって、ついつい油を多く使用する調理法にしたり、味付けを濃くすれば、台無しなります。

また、同じような理由で、淡白な味ゆえに食べごたえを感じられず、ついつい量が増えてしまいがちです。

更に、低カロリーで消化吸収の良いタンパク質という利点が仇となり、腹持ちが良くありません。ついつい間食に手が伸びがちになります。

また、低カロリーだからと食べ過ぎと、健やかな体を維持をするのに欠かせない、男性ホルモンの一種「テストステロン」を減少させてしまいます。

すると心が乱れ、ダイエットの良い結果が得られなくなり、継続も難しくなってしまうのです。

あと特筆すべきは、最近良く話題に上っている「プリン体」が多く含まれているという点があります。

レバーの次に多いと言われており、その量は153.9mg(鶏ささみ100g中)にもなります。

カロリーや脂肪の問題とはまた別で、このプリン体を摂り過ぎると尿酸値が高くなり、痛風という恐ろしい病を招いてしまうのです。

 

1日にどれぐらい食べるのが適量?

人間が健康な体を維持するために必要なタンパク質量を基準に考えると、鶏ささみは1日2本程度になります。

タンパク質は、体を動かすエネルギー源となり、筋肉を作り、栄養や酸素を必要とする箇所に運搬し、免疫機能を守るという重要な役割をいくつも担っています。

一方で摂り過ぎると、内蔵疲労を起こし、カロリーオーバーで肥満の原因となり、尿管結石を引き起こしたり、腸内環境を乱してしまうのです。

ですから、厚生労働省が定めている成人が1日に必要とするタンパク質量は、

男性 50g
女性 40g

となり、それに当てはめた結果が先の通りになります。

どんなに健康に良いとされる食材でも、デメリットは存在し、摂取量にも必ず限度があるものです。

注意しないといけませんね。

 

まとめ

鶏ささみの栄養と効能についてお話ししてきました。

鶏ささみが全くダイエットに向かないわけではありません。でも、どんなに栄養や効能に優れた食材でも、これだけを食べていれば、ダイエットできるなんて夢のようなものもありません。

鶏ささみの良い点を生かしつつ、足りない栄養は他の食材でも補って、バランスの良い食事をするのが、ダイエットの一番の近道かもしれませんね。

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