雷が落ちたら海で泳いでいる人や魚にはどんな影響があるのでしょうか?私のイメージだとその周辺にいる人は感電して大変な事になってしまう気がします。
しかし雷で集団感電という話はあまり聞いたことがなく、貴金属類に落ちてしまう事故は度々聞きますよね?
それなら貴金属などを身に着けていなかったら海の中にいるのは安全なのでしょうか?調べてみました。
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雷と水のしくみ
まずは雷の仕組みから説明します。
雷とは雲の中で静電気が発生する事によって雷になります。雲の中にある、水蒸気が様々な大きさの氷の粒となり、それらが擦り合う事で、雲の中に静電気が発生し蓄積されていきます。
蓄積された静電気は上空と大地に分かれて放電され、大地に向かって放電されたものが「落雷」となります。
次に水について説明します。
一般的に水というのは、私たちが日々使用している水道水に限らず、海や川、雨によって溜まったものなど幅広く含まれます。
水と雷について合わせて説明していくと、水は電気を通しやすいと言われていますが、水には純度というものがあり、水道水などのように、塩素などの不純物が多く含まれている水程、電気を通しやすいです。
逆に、純粋な水程電気は通しにくくなると言えます。しかし、純水も全く電気を通さない性質があるわけではありません。
あくまで、水道水などよりは電気を通しにくいというだけです。
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海に雷が落ちたら人はどうなってしまうのか?
落雷した近くにいた場合は感電してしまいます。
雷の電圧が拡散する範囲には限りがある為、落雷から遠い位置であれば、感電の可能性は少なくなります。
しかし、海水は不純物が多く含まれている為、海面に電気が流れる可能性がある為、海面に肌が接していると感電の危険性は高まります。
逆に海面と接していない状態であれば、電圧は表面で拡散される為、感電の危険性は少なくなると言えます。
海の中に深く潜っている時であれば、感電する危険性は少ないという事が言えるわけです。
ただ、ずっと海の中に潜り続けるという事は難しい為、雷が鳴り始めたら即座に海からあがるのが一番です。
雷が落ちたら魚にも被害がでてしまうのか?
魚は基本的に海の中に潜っている為、被害に合う事は少ないです。
仮に群れで海面に近いところを泳いでいる時に、近くで落雷があれば、魚も感電してしまう危険性はありますが、基本潜っている状態で泳いでいる事が多い為、被害に合うことはほぼないと言えるのです。
水面に落ちた雷は水面で分散され、水の奥底まで浸透することがない為に、水面から下にいる生き物は、落雷があっても感電する可能性はないという事が言えるのです。
もしも落雷後に、被害にあってしまっている魚を目にすることがあったら、水面近くを泳いでいた為に、被害にあってしまったという事になりますね。
海で雷がゴロゴロ行っていたらどういう対処をするべき
海に行って雷が鳴り始めたら、一番はすぐに海からあがり、近くの建物内へ避難するのが最善策です。
ただ、建物の軒下に入れば安全という事ではない為、完全に建物の中へと避難してください。
理由としては、海面に落雷があった時に、海面に接していたり、近くに落雷があった場合は確実に感電してしまいますし、雷が発生している間ずっと海に潜り続けているのも難しい為、あがるのが一番良いと言えるからです。
次に、砂浜などの地面に落雷があった場合、地面はさらに電気を通しやすい為に、地面から流れて来た電圧で感電してしまう可能性がある為、砂浜からも離れた方が良いと言えるからです。
最後に必ず建物の中に避難する必要がある理由としては、雷は建物に落ちた場合、壁を伝います。
その為、軒下など壁に近い場所にいると、感電する危険性が高いのです。それらの理由により、完全に建物の中に避難することが一番の対処法と言えます。
まとめ
海の中にいたらやはり危険なことがわかりました。潜っていれば感電する可能性が低くはなりますが、雷が落ちる瞬間だけ潜るのは無理ですしずーっと潜り続けているのは息が持ちません。
おとなしく海からでて避難するのが良いみたいですね。
また軒下は安全に見えて逆に危険ということには驚きました。壁を伝って感電してしまう危険があるのでおとなしく屋内に避難するのが一番のようですね。
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