あじさいの葉っぱにのっているカタツムリ。その姿は可愛らしいものですよね。子供にも大人気の生き物です。
しかし、カタツムリはガーデニングを楽しむ方には厄介な存在でもありますよね。花やハーブなどをむしゃむしゃ食べてしまうからです。
そんなカタツムリの駆除方法として塩をかける方法があるのをご存知でしょうか。
ナメクジに塩をかけて死ぬという話は有名ですが、本当にカタツムリも塩で死ぬのでしょうか。調べてみたいと思います。
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ナメクジに塩をかけると死ぬのはよく知られている事実
子供の頃、ナメクジを見ると「塩をかけなさい」と言われた経験がありませんか?
塩をかけられたナメクジは縮んで死んでしまいます。子供の時、そんなナメクジを見て「可哀そう…」と思った方も多いはず。
しかし、ナメクジはガーデニングの花やハーブ、さらに畑の作物などを食い荒らしてしまうため、駆除する必要があるのです。
また寄生虫や病原体の宿主になることもあります。また単純に見た目が気持ち悪いという理由もありますね。ナメクジは家の中に侵入してくることも少なくありません。
そんなナメクジの駆除方法として駆除剤が用いられることがありますが、他の植物などへ影響を考えると「塩」を使う方法が安心なのです。
塩ならどのご家庭にもあるものなので、見つけたらすぐに駆除できる便利さもありますね。
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カタツムリに塩をかけると本当に死ぬの?
なぜ塩をふりかけると死ぬの?
ナメクジに塩をふりかけると死ぬことと同様に、カタツムリに塩をかけると死んでしまいます。
ナメクジ=気持ち悪い、カタツムリ=可愛いと思われていますが、実はカタツムリも花や植物を食べる厄介者です。
大量発生してしまった時には塩をかけて駆除しましょう。その方法として便利なのが塩をふりかける方法です。
どうしてカタツムリはただの塩をかけただけで死んでしまうのでしょうか。その理由は「浸透圧」が関係しています。
半透腺を隔てて濃度の濃い溶液と薄い溶液がある場合、「同じ濃度」になるために、薄い濃度の溶液が濃い溶液のほうに移動していきます。この圧力を浸透圧と言います。
カタツムリの皮膚はこの半透膜の性質を持っています。水分の多いカタツムリに塩をかけると、皮膚の外側が塩の濃度が高い状態になります。
そのため、体内にある濃度の薄い体液と「同じ濃度」になろうとするためにカタツムリの水分だけが体内から出てしまうのです。
水分を失った体は縮んで死んでしまうのです。つまり干からびた状態ですね。
「青菜に塩」ということわざを聞いたことがありませんか?元気だった人が急に勢いを無くしてしまうという意味です。
ほうれん草や小松菜などの青菜にも塩をかけると水分が抜けてしおれてしまいますよ。その姿からきていることわざです。こ
れもカタツムリに塩をかけるのと同じ原理ですね。
そもそもカタツムリとナメクジの違いは?
みなさん、カタツムリとナメクジの違いをご存知ですか?カタツムリとは陸で生活する巻貝の通称です。
ナメクジは陸で生活する巻貝のうち、殻が退化してなくなったものの総称です。分類上は、ナメクジもカタツムリの一種とされています。
「カタツムリの殻を取ったものがナメクジ」「ナメクジが進化するとカタツムリになる」と言われることがありますが、カタツムリが退化したものがナメクジという関係なのですね。
カタツムリとナメクジの違いはあるの?同じ生き物?カタツムリに塩をかけるとどうなる?まとめ
カタツムリは塩をかけるだけで死んでしまいます。これは本当の話です。
カタツムリはとても水分が多い生き物なので、体に塩が入ることで濃度を一定にしようと働くのです。その結果、ほとんどの水分が体内から出てしまうため縮んでしまうのです。
塩の量が少ない場合や、再び水に入れることで死なずに復活することもあります。カタツムリの駆除方法の一つとして覚えておくと便利ですね。
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