雨の日にゆっくり動くカタツムリの姿は可愛いものですよね。
歌やイラストにもよく登場する日本人に愛されてきた生き物です。小さい頃にカタツムリをつかまえて遊んだ経験がある方も多いでしょう。
そんなカタツムリは日本だけのものなのでしょうか?外国にもカタツムリはいるのでしょうか?そして英語では何と呼ぶのでしょうか?調べてみたいと思います。
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カタツムリを英語でいうと何ていうの?
マイマイじゃないの?
「カタツムリを英語で言うと何?」と言われて「マイマイ」を思い浮かべる方は多いでしょう。英語のような響きですよね。
しかしこれは英語ではありません。マイマイは一般的にカタツムリの種類を示す言葉とされています。
実は「カタツムリ」はとても曖昧な言葉です。
カタツムリは軟体動物門腹足網に属する生き物を呼びますが、厳密な定義があるわけではありません。
陸上で生息している巻貝の仲間をまとめてカタツムリと呼んでいるのです。その種類は日本だけでも700種類以上もいるんだとか。
その種類が「リンゴマイマイ」「ニッポンマイマイ」「オナジマイマイ」など「〇〇マイマイ」という名前で分類されているのです。
でも一般的にはカタツムリのことを、ただ「マイマイ」と呼ぶことも多いです。
「マイマイ」の由来はカタツムリの殻の形からきています。渦巻き状に巻いていることから、「巻き巻き」となり「マイマイ」になりました。
さらに、子供たちがカタツムリを見て「舞え舞え」(踊れ踊れ)とはやし立てたことが由来という説もあります。
エスカルゴじゃないの?
カタツムリの英語として「マイマイ」以上に多いのが「エスカルゴ」という答えかもしれませんね。カタツムリ=エスカルゴと認識している方は非常に多いです。
カタツムリをニンニクとバターで焼いたフランスの郷土料理として有名ですよね。
でも、この「エスカルゴ」もカタツムリの英語ではありません。「エスカルゴ=escargot」はフランス語です。
エスカルゴとは、衛生的に管理された環境の中で育てられた食用のカタツムリのことです。このエスカルゴを使ったバター焼きの料理名として「エスカルゴ」が使われることもあります。
でもエスカルゴ料理を真似しようと思い、道端にいるカタツムリをとってきて食べるのは危険です。
カタツムリには寄生虫がいるため、そのまま食べることはできないのです。食用カタツムリであるエスカルゴを使う必要があることを覚えておいてくださいね。
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英語では「snail」が正解!
英語でカタツムリは「snail」と言うのが正解です。「スネイル」と呼ばれます。
アメリカではフランスのようにカタツムリを食用にする文化はなく、逆に寄生虫に感染するものとして危険視されています。
アメリカで大量発生しているカタツムリとして、世界最大のカタツムリ「アフリカマイマイ」などが有名です。触るだけで寄生虫に感染するとして恐れられています。
カタツムリを他の言語で言うとなんていうの?
カタツムリは英語で「snail」、フランス語で「escargot」ということがわかりました。その他の言語をご紹介しましょう。
イタリア語では「lumaca(ルマーカ)」と言います。
イタリアではフランスのようにカタツムリと食べる習慣があります。パスタやスープの具材にしたり、煮込み料理に使うこともあります。
中国語では「蜗牛(ウオニウ)」と言います。
中国でも昔からカタツムリを食べる習慣がありましたが、一般的な食材というよりも珍味として扱われていました。また、薬用としても使われてきた歴史があります。
世界にはたくさんの種類のカタツムリが存在します。日本だけの生き物ではないのですね。
カタツムリを英語でいうと?まとめ
カタツムリと言えば「escargot(エスカルゴ)」が有名ですが、これはカタツムリの英語ではありません。
フランス料理に使われる食用カタツムリのことを指します。カタツムリの英語は「snail(スネイル)」と覚えておいてくださいね。
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