カタツムリの餌はトマトなどの野菜と欠かせないものがあるって本当？

庭の花を食べてしまう害虫として嫌われることもあるカタツムリですが、よく見ると可愛い姿をしていますよね。

ユニークな動きはずっと見ていても飽きません。そんなカタツムリをペットにしている方は意外とたくさんいます。
育てるのが簡単なことから人気があるんです。子供の観察用にもぴったりですね。

そんなカタツムリを飼う時にはどんな餌を与えれば良いのでしょうか。ご紹介していきたいと思います。

カタツムリの餌ってどんなものがおすすめ？

カタツムリは餌を用意するのが簡単なので、ペットとして飼いやすい生き物でもあります。カタツムリは草食です。だから、虫などを捕まえてきて与える必要はありません。

野菜は草が餌になります。

キャベツ、レタス、キュウリ、ニンジン、カボチャ、サツマイモなどの野菜がカタツムリが好む野菜です。

もちろん野菜のどの部分でも食べるので、調理して余った切れ端や芯の部分などを与えると良いでしょう。生ゴミが減って良いですね。

庭に生えている草を与えてもOKです。

餌を用意するのが簡単なのでとても育てやすいですね。

また、カタツムリの糞は、食べたものの色がそのまま出てくるんです。ほうれん草を食べたら緑、ニンジンと食べたらオレンジになります。お子さまの観察や研究にピッタリですね。

カタツムリは基本的にどんな野菜も食べるのですが、特に大好きなのがトマトです。

甘みがあり柔らかいので食べやすいのではないかと言われています。レタスやキュウリなどは食べないけれど、トマトはたくさん食べるカタツムリが多いのです。

トマトの他にも、ももやスイカなどの果物も好物です。甘みのある食べものが好みなのですね。

何でも食べるカタツムリなのですが、実はけっこう美食家なんです。

そのカタツムリごとに好みが違っているため、トマトだけを好むカタツムリもいれば、レタスだけを好むカタツムリなど様々。人間と同じなんですね。

しかし、多くのカタツムリに共通しているのは「新鮮なものが好き」ということです。

トマト好きなカタツムリでも、前日から置いてあったトマトは食べないことが多いのです。カタツムリに餌を与えて食べない時は、その野菜や果物が新鮮でないからかもしれません。

そんな時には新鮮な野菜を与えてみましょう。

カタツムリは草食なので、餌として基本的に野菜や草を与えるようにしましょう。しかしそれだけではカタツムリの栄養は足りません。

カタツムリには殻がありますよね。この殻を形成して丈夫にするために、たくさんのカルシウムを食べなければいけないのです。

カタツムリのカルシウム補給として最適な餌が「卵の殻」です。これならどのご家庭にあり、捨てるものなので一石二鳥と言えますね。そのまま与えるだけで上手に食べてくれますよ。

また、鳥のカルシウム補給用の餌である「ボレー粉」も、ペットショップやホームセンターなどで販売されています。もし卵の殻を食べてくれない場合には、試してみてくださいね。

野生のカタツムリはコンクリートの上にいることが多いですよね。

コンクリートの壁にたくさんのカタツムリが集まっている光景をよく目にします。これは石やコンクリートから出る「炭酸カルシウム」を食べているのです。

詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。

カタツムリは育てやすいかわいいペットでもあります。余りものの野菜や果物、卵の殻を餌として与えるだけで元気に育ってくれるでしょう。

カタツムリは美食家なので、どんな野菜が好きなのか色々試してみるのも面白いですね。鑑賞用、そして子供の観察用にも勉強になるのでおすすめです。