「笹の葉さ~らさら・・・」
七夕のシーズンになると笹を飾ってお願い事をする家庭も増えると思います。
ちなみにあなたは笹と竹って区別が付きますか?私は笹と竹の違いを全く理解しないで高校生のときに恥を書いたことがあります。
文化祭の出し物でお茶屋みたいなのを出店しようとした私のクラス。味気ないので何か飾りが欲しいということで和風の植物がいいのでは?と思った私。
私の高校は山のどまんなかにあったため、近くの森林から笹みたいなのが生えているからあれを採ってくればいいじゃんと思って提案をする。
「近くに笹生えるじゃん?あれ飾りにすれば和風テイストになると思うよ?」
「は?近くに生えているのは竹だろ?」
「え?だからその葉っぱの笹を・・・。」
「・・・。」
子供の頃に「笹は竹の葉っぱ」と教わったのをそのまま信じてしまい赤っ恥をかきました。
ユミ
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笹と竹の違いと簡単な見分け方は?
笹と竹違いと見分けるポイントは大きく分けて4つあります。
- 竹はとても大きく、笹は小さい
- 竹は茎がツルツル、笹は茎に鞘が残っている
- 葉の模様が竹は格子状で笹は横に並行
- 竹は寒いところでは育たないが笹は育つ
ユミ
笹と竹は基本的に大きさが違う
一番わかりやすい見分け方は大きさだと思います。大きいのは竹!これだけでバッチリかもしれませんがちょっと待ってください。
成長していない竹もありますよね?
ユミ
竹は茎がツルツル、笹は茎に鞘が残っている
竹と笹の見分け方で私が一番オススメしたいのが茎を見ることです。
竹の茎の部分ってツルツルしているんですよ。節のところにも鞘は残っていないでちょっとボコッとしているぐらいで基本的にはツルツルしています。
茎というと分かりづらいですが、食べ物のタケノコには皮みたいなのがついていますよね?
あの皮が成長と共に剥がれていきます。しかし笹は成長してもあの皮が剥がれないでくっついています。
ユミ
葉っぱの模様で判断する
茎をみればほとんど解決してしまいますが、他にも違いはたくさんありますのでまとめてみたいと思います。笹と竹の違いは葉っぱでも簡単に判断できることが出来ます。
左が竹の葉で右が笹の葉です。模様に独特の違いがあることがわかります。竹は格子状の葉脈ですが、笹は横に並行の葉脈だということがわかります。
ユミ
育つ場所の違い
竹は実は寒冷地には育たない植物だったりします。日本でいうと北海道には竹が育たないらしいです。
ただ北海道で竹が存在しないというのは少し誤解があって、孟宗竹のような太くて大きい竹が存在しないだけで根曲がり竹などは生息しているようです。
対して笹は北海道でも生息しているようです。
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バンブーは竹の英語?実はちょっと違かったりする?
竹と笹の違いは大体わかっていただいたと思います。それでは竹や笹とバンブー(bamboo)の違いはわかりますか?
「いや、竹の英語がバンブーでしょ?」
そうなんです。一般的には竹は英語でバンブー(bamboo)と言いますので「竹=バンブー」だと思いますよね?でも微妙に竹とバンブー(bamboo)って違ったりするんですよ。
バンブーは熱帯地方に生息するタケ類の一種で、地下茎で生育繁殖する竹や笹とは違って枝分かれによって繁殖をしていく植物だったりします。
わかりやすく表にすると以下のようになります。
竹 | 笹 | バンブー |
ちなみに七夕に竹を飾っても間違いではないって本当?
たなばたさまの歌詞には確かに「笹の葉」とありますので七夕には笹が正しいと思う方もいると思います。(私もこの記事を書くまでは七夕には笹を飾るのが正解だと思っていました。)
しかし実は竹でも間違っていない事が調べていてわかりました。まず七夕の由来を調べていくと3つの説が出てきます。
- 織姫彦星の伝説
- 乞巧奠(きこうでん)
- 棚機(たなばた)
私達は織姫彦星の伝説が一番馴染みがあると思いますが、下の2つは実は竹が深く関係している話だったりします。また五節句を考えると7月7日って竹の節句なんですよね。
ユミ
竹と笹の違いまとめ
- 竹の方が笹よりも大きい傾向にある
- 竹の茎は成長とともに剥がれるが、笹はいつまでもくっついている
- 竹の葉脈は格子型、笹の葉脈は横に並行
- 断じて竹の葉っぱが笹ではない!
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