秋は沢山の食材が旬の時期を迎えます。その中でも、ジューシーな脂がタップリのさんまは魅力的ですよね。白いご飯のお供としてもお酒の肴としてもピッタリです。
そんなさんまを下処理する際に皮を剥かれる方も多くいらっしゃいます。でも、身がボロボロになり上手に剥く事ができない方もいらっしゃいますよね。
今回は秋の味覚でもあるさんまの皮を剥く方法と皮ごと食べたほうがいい理由についてご紹介致します。
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さんまの簡単な皮のむき方は?
さんまの皮が苦手とされる方やさんまを刺身で食べる場合には皮を剥く必要がりますよね。
でも、いざ皮を剥こうとしても身がボロボロになってしまい、見た目が悪くなったり食べる部分が少なくなってしまう事があります。
そこで、さんまの皮を簡単に剥く方法をご紹介致します。
まず、さんまを三枚に下ろします。身の皮側を下に、頭側を手前に置いたら先端の薄皮部分を指でしっかりと押さえます。
そして包丁の背の部分を、まっすぐ押し当てながら皮を引っ張ると皮だけキレイに剥く事ができます。
刃の部分で行うと途中で千切れてしまったり、青魚の身に付いている美しい銀色の部分も一緒に剥かれてしまいます。
また、さんまを固定する指と包丁にしっかりと力を入れる事が大切です。
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さんまの皮に含まれている栄養と期待できる効能は?
さんまの皮を剥いて食べている方も多くいらっしゃいますよね。そんなさんまの皮にはさまざまな栄養が含まれています。
まず「EPA」が多く含まれています。健康食品としても認知度が高いEPA。これらの成分は不飽和脂肪酸となっています。
不飽和脂肪酸にはコレルテロールを分解したり、動脈硬化の予防や改善に効果的とされています。
脂がタップリと乗ったさんまは「太ってしまう」と感じて剥いている方もいらっしゃいますが、健康的でダイエット効果が期待できる良質な油なのです。
また「DHA」もタップリと含まれています。DHAは「頭がよくなる」と言われている成分です。脳細胞の稼鹿に効果的とされており、認知症予防や記憶力アップに大きな期待が行えます。
さらに疲労回復効果が期待できるビタミンAや二日酔いの原因となるアルコールの分解に優れたナイアシンといった多くの栄養が含まれている部分なのです。
さんまの皮って体にいいの?毒があるっていうのは本当?
沢山の栄養が豊富となっている事で、皮ごと食べて頂きたいさんま。そんなさんまの皮には「毒がある」という事を聞いた方もいると思われます。
さんまの皮には本当に毒が含まれているのか心配になってしまいますよね。
さんまの皮には毒はありません。ただ刺身等の生食で食べる場合には菌や汚れが付着しているので、しっかりと洗う事が重要となります。
さんまの皮には毒が無いので、食べても全く問題はありません。
私はさんまの皮は・・・
私はさんまの皮は「食べます」。
中でも焼きさんまの皮はパリッとしていながら噛むほどにさんまの美味しさが溢れ出してきますよね。
さんまの身も勿論美味しいのですが、さんまの美味しさを存分に味わうのであれば、皮は欠かせませんよね。
さんまを焼くと皮がくっつく。いい方法はないの?
さんまを焼いた時に悩みとなってしまうのが、皮がくっついてしまう事ですよね。
皮がくっつくとキレイな仕上がりにならなくなってしまいますし、旨味が凝縮された皮を堪能する事ができなくなってしまいます。
そんなさんまを焼く時にある調味料を焼き網に塗ると皮がくっつかないのです。
それは「酢」です。
焼き網に皮がくっつく原因はさんまに含まれている動物性タンパク質が熱で変化し、金属と反応する事でくっついてしまいます。
これは「熱凝着」という反応です。
酢を焼き網に塗る事で酢と動物性タンパク質が結合し、焼き網にくっつかなくなります。
あとがき
さんまの皮は包丁の背の部分を使う事で簡単にキレイに剥く事ができます。
でも、さんまの皮は美容面や健康面に優れた栄養がたっぷりと含まれているので、積極的に食べて欲しい部分となります。
また、焼き網に酢を塗ると、皮がくっつく事なく焼き上げる事ができ、まるで料亭のようなキレイな焼き上がりにする事ができます。
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