刺身や鰤しゃぶ、鰤大根とあらゆる料理で人気が高い鰤。脂がたっぷりと乗った肉質は旨味が凝縮されており、絶品な味わいを楽しめますね。
さて、鰤の旬と言えばやはり冬ですよね。たっぷりの脂が乗った「寒ブリ」はブランド品としても重宝されています。
そんな冬が旬となる鰤は夏に旬を迎える種類がある事をご存知でしょうか。
今回は【冬が旬の鰤には夏が旬の種類もある?】についてご紹介致します。
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一般的に鰤の旬は冬!寒ブリとしても有名!
鰤は冬が旬の魚となっています。中でも12~2月頃に漁獲された鰤は脂がたっぷりと乗り、トロのような濃厚な味わいが楽しめます。
寒さによって程良く締った脂が丁度良い美味しさとなっており、この時期の鰤は「寒ブリ」として重宝されています。鰤は回遊魚となっており、北海道近辺の寒い海に生息したっぷりの脂を蓄えます。
そして、冬が近づくようになると産卵場所である九州へと南下していくのです。この時期に漁獲された鰤は脂がたっぷりと乗っており、旬のお時期となるのです。
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何で鰤は夏になると味が落ちると言われているの?
鰤は冬が旬となる魚です。それは産卵を迎えたぷりの脂が蓄えられた状態となっている事でとても美味しく味わえるのです。
しかし、夏場に漁獲される鰤は産卵を終えた後で、脂の乗りが冬場に比べ劣ってしまうのです。その為、肉質がパサパサになっており、あまり美味しくないと感じてしまう事があります。
鰤は旬の冬以外でも美味しく食べられる方法は?
天然の鰤は冬が旬で脂がたっぷりと乗っていますが、冬以外の時期の鰤も料理によっては美味しく味わう事ができます。
また養殖の鰤は時期に左右されず安定した美味しさを楽しむ事ができます。美味しい鰤は赤身掛かっている物よりも白っぽい肉質を選ぶと、脂がのった美味しい鰤を楽しめます。
実は夏が旬のぶりのブランドがある?
冬の時期が最も脂が乗っている鰤ですが、夏が旬を迎えるブランドがある事をご存知でしょうか。
それが【黒瀬ぶり】です。
黒瀬ぶりは宮崎県の志布志湾にて、国内最大級規模の鰤養殖企業となる「黒瀬水産株式会社」で誕生したブランドです。
水温や水質の管理や餌の徹底により、美味しさが劣ってしまう夏向けのブランドとして誕生させたのです。黒瀬ぶりの誕生によって、寿司や高級料亭では脂の乗った鰤を夏場でも提供できるとして大変人気があるのです。
冬が旬となる種類と比較しても脂の乗りはしっかりとしておりながらも、さっぱりとした後味が特徴的となっています。
この黒瀬ぶりの登場によって、通年で美味しい鰤を味わう事ができるのです。
あとがき
冬が旬を迎える鰤ですが、夏が旬を迎える「黒瀬ぶり」の登場により、通年で美味しい鰤を味わう事ができるようになりました。
黒瀬ぶりは養殖物となっていますが、天然物に負けない美味しさが秘められていますので、是非味わってみては如何でしょうか。
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