ひきわり納豆と粒納豆って何が違うの?製法と栄養価が違う?

納豆

みなさんは、粒納豆とひきわり納豆のどちらがお好きですか?食感の違いだけで選んでいる方がほとんどだと思いますが、実は製法や栄養価が違うのです。

その違いを知ることで、粒納豆とひきわり納豆の見方が変わると思います。

ユミ

私は粒納豆の方をよく食べます。ゴロゴロ感が好きなので。

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ひきわり納豆と粒納豆は製法の作り方が違う!

ポイント女性

ひきわり納豆の作り方

ひきわり納豆は粒の納豆を細かく刻んで作られると思っている方が多いでしょう。私もそうだと思っていました。

しかし製法が全く違うのです。

ひきわり納豆は、「大豆をひき割る」「皮を取り除く」をしてから、水に浸して煮ます。その後、納豆菌を加えて発酵します。

ひきわり納豆は納豆になってからひき割るのではなく、最初の工程でひき割っていたのです。1粒の大豆を6~8個に砕いて細かくしています。

粒納豆の作り方

粒納豆の製造方法はどうなっているのでしょうか。粒納豆は、大豆をそのまま水に浸して煮ます。その後、納豆菌を加えて発酵します。

つまり、ひきわり納豆の「大豆をひき割る」「皮を取り除く」の工程がないのですね。皮をそのまま含んでいるので食感の違いが生まれるのです。

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栄養が違う

納豆

ひきわり納豆で多く取れる栄養は?

ひきわり納豆の方が、皮を取り除くため栄養価が少ないと思われがちです。しかし、1粒の豆を細かくひき割るため、納豆菌が付く面積が増えるのです。

そのため粒納豆よりも多くなる栄養成分もあるのです。

ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンKの量が粒納豆よりも約1.5倍多くなります。

健康維持に欠かせないビタミンB2やビタミンB6、「若返りのビタミン」と呼ばれ細胞の酸化を防ぐビタミンEや、骨の健康に欠かせないビタミンKをしっかり摂ることができます。

ビタミン不足を感じる方はひきわり納豆がおすすめですね。

粒納豆で多く取れる栄養は?

粒納豆は皮も含まれているため、ひきわり納豆よりもタンパク質と食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維をたくさん摂ってお腹の調子を整えたい方は、ひきわり納豆よりも粒納豆がおすすめですね。また便秘でお悩みの方も粒納豆を選びたいですね。

しかしひきわり納豆の方が、食物繊維が少ない分、消化が良いというメリットがあります。お腹の調子が悪い時や、お子様やお年寄りの方にはひきわり納豆が良いかもしれませんね。

食感が違う

1を示す手

納豆が苦手な方は、粒納豆の大きな粒より、ひきわり納豆の細かい粒の方が食べやすいでしょう。納豆独特のにゅるっとした感じが軽減されます。

粒納豆に比べて、ひきわり納豆の方がなめらかな食感が特徴です。皮がないのでまろやかな口当たりです。

またひきわり納豆の方が、うま味を強く感じることができます。

納豆をかき混ぜることで出てくるネバネバ感も、粒納豆とひきわり納豆では異なります。

ひきわり納豆は数回混ぜただけでネバネバ感が出てきます。粒納豆は10回以上は混ぜないとネバネバ感は出てきません。

ユミ

ちなみに納豆のタレってどのタイミングで入れますか?記事にしましたのでリンクを参考にしてみてください。
納豆納豆のタレは入れてから混ぜる?それとも混ぜてから入れる?どっち?

ひきわり納豆は東日本に多い?

外国人が考える

みなさんのお近くのスーパーにはひきわり納豆がたくさん売られていますか?ひきわり納豆は地域によって販売されている量が異なります。

東北地方の一部の地域では市販されている納豆のうち4割がひきわり納豆なのです。これには理由がありました。ひきわり納豆の発祥の地は秋田県と言われています。

大きい大豆をひき割ることで、効率良く作ることができて、食べやすくなるということから、普及したと言われています。

秋田県をはじめ東北地方では昔からひきわり納豆が親しまれてきたのですね。

あとがき

粒納豆を切り刻んだものがひきわり納豆と思っていたのですが、製法から栄養まで違いがあることがわかりました。

ひきわり納豆の方が、皮が入っていないので栄養分が少ないと思っている方も多いと思いますが、ひきわり納豆の方がビタミン類は豊富に含まれていることもわかりました。

粒納豆とひきわり納豆の栄養価も考えながら、納豆選びをしていきたいですね。

砂糖納豆に砂糖をかけると美味しいって本当?地域によっては普通? 納豆納豆の上にのっているフィルムはなぜあるの?簡単に剥がす方法は?

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