ポピーは、ケシ科の植物の総称です。ケシ科の植物は150種類もあるため、ポピーと言っても色々な花があるのです。
色も形も様々です。この多様さがポピーの魅力でもありますね。ところが、ポピーだと思っていたら、他の植物だったということもあります。
特に間違えやすい植物に「アネモネ」があります。ここでは、ポピーとアネモネの見分け方について考えてみたいと思います。
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ポピーとは
ポピーとは、ケシ科の植物の総称です。開花時期は4月から7月で、赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど様々な色の花を咲かせます。
お庭に植えたり、プランター栽培も人気です。種や苗木から育てるのが一般的です。花言葉は「恋の予感」「いたわり」「思いやり」「なぐさめ」です。
アネモネとは?
アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。開花時期は2月から5月で、赤、ピンク、白、オレンジ、青などの色の花を咲かせます。
ポピーと同じくガーデングを楽しむ方もとても多いです。地植えもプランター栽培もできます。種や苗木から育てるのはとても難しく、球根から育てるのが一般的です。
アネモネは赤いアネモネの花言葉は「はかない愛」「君を愛す」「信じる」「希望」などがあります。
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ポピーとアネモネの違いと見分け方は?
ポピーとアネモネの花の姿はとても似ています。どちらも赤、ピンク、オレンジなど多彩な色であるところも似ていますね。
ポピーとアネモノの違いを見分けるためには花ではなく2つのポイントに着目しましょう。
1つ目は「がく」です。
花冠の外側の部分である「がく」が、ポピーにはないのです。ポピーにはもともと「がく」がないわけではありません。
花が開くと同時に「がく」が落ちてしまうのです。だからきれいに咲いているポピーの花には「がく」を見つけることができないというわけです。
一方アネモネには「がく」がついています。「がく」があればアネモネと判断することができますね。
2つ目は「土の中」です。アネモネのほとんどは球根栽培なので、土の中を見てみて球根があればアネモネと判断できるでしょう。
また、ポピーとアネモネは開花時期が違います。2~3月に咲いていたらアネモネ、6~7月に咲いていたらポピーとわかりますね、
アネモネはラナンキュラスという花の方が似ている?
アネモネはポピー以外にもとても似ている花があります。それは「ラナンキュラス」です。
鮮やかな赤やピンクの花が美しい植物ですね。アネモネとラナンキュラスについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
アネモネと似た花、ラナンキュラスとの見分け方とは?
アネモネ以外にもポピーに似ている花がある⁉
道端で見かけるオレンジ色の花をご存知ですか?「ナガミヒナゲシ」という植物です。
アスファルトの隙間から生えていることもある生命力の強い花です。これが「ポピーの花と似ている」ということで話題になっています。本当にポピーなのでしょうか。
「ナガミヒナゲシ」はケシ科の植物です。つまり「ポピー」の一つ言えるのですね。
もともと日本にはなかった種類のポピーなのですが、輸入作物にナガミヒナゲシの種が混じっていたことから、日本に広まったとされています。
1990年代以降、日本の広い範囲で見られるようになりました。
車のタイヤについた種が広まることが多いため、道路や交差点などに生えているのです。すごい生命力と繁殖力ですね。
雑草ということで嫌われがちですが、可愛い姿に癒される花でもあると思います。道端で見かけたら足を止めて見てみてくださいね。
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まとめ
ここでは、「ポピー」と似ていると言われる「アネモネ」についてご紹介してきました。
ポピーとアネモネを見分けるためには「がく」があるかどうかをチェックしてみると良いでしょう。
土を掘ることが可能であれば、球根があるか調べるのも良いですね。球根があればアネモネである可能性が高いです。
また「ポピーと似ている」と言われている「ナガミヒナゲシ」ですが、ケシ科の植物であることは間違いありません。「ポピー」と呼ぶことができるでしょう。
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