「カサゴ」の名前には大きく2つの意味があります。1つ目は、カサゴ目フサカサゴ科の1つの魚の名前です。
もう1つは、カサゴ目フサカサゴ科の魚の総称です。カサゴをはじめ、アカカサゴ、オニカサゴなど約70種類の魚をまとめて「カサゴ」と呼ぶのです。
ここでは、このたくさんの種類にカサゴについてご紹介したいと思います。
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カサゴにはたくさんの種類があるっていうのは嘘なの?本当なの?
カサゴ
「カサゴ」にはたくさんの種類があるというのは、嘘なのでしょうか?本当なのでしょうか?
実はどちらとも言えるのです。カサゴ目フサカサゴ科の魚であれば「カサゴ」と呼ぶことができるからです。
でもそれぞれの名前があり、種類が違うわけなので、同じ種類とは言い切れないのです。
さらに紛らわしいことに、総称ではなく「カサゴ」という一つの種類の魚もいます。
全長約25cmほどの大きさで黒褐色から赤色のカラフルな色をした頭が大きな魚です。複雑な斑模様があるのが特徴ですね。
スーパーなどで「カサゴ」として売られているのがこの魚ということになりますね。
アカカサゴ
全長約20cmで、全体的に赤い色をしています。赤い斑点と、黒ゴマのような斑点があります。
赤い色をしていることから「アカカサゴ」と呼ばれるようになりました。焼き物や煮物にして食べることが多いです。
シロカサゴ
全長約25cmで、全体的に赤いのですが、黒い部分がところどころ混ざっています。水っぽくあまり美味しい身ではないことから、スーパーなどに出回ることは稀です。
「シロカサゴ」という名前ですが、白い色をしているわけではありません。「アカカサゴ」よりは白いという意味からつけられたという説もあります。
アヤメカサゴ
全長25cmで、鮮やかな赤と黄色の網目模様が特徴的です。
水揚げされた時には死んでしまうことが多いので、刺身など生で食べることはほとんどありません。
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オニカサゴ
全長20cm~40cm。50cmの大きさになることもあります。
鮮やかな赤やオレンジ色が混ざったカラフルな魚です。あまり出回ることが少ない高級魚。味は非常に美味しく、刺身にすると絶品です。
ウッカリカサゴ
全長約40cm~50cm。赤やオレンジの色に、白い斑点があります。カサゴに似ていることから「ウッカリカサゴ」という名前になりました。
カサゴとの違いは大きさと、斑点の縁取りの有無にあります。味はカサゴに比べると落ちてしまいます。あまり流通することはありません。
ミノカサゴ
全長約25cm、胸びれ、背びれ、尾びれなどが大きく、きれいな縞模様が特徴。優雅に泳ぐ姿が美しく、鑑賞用としても人気が高いです。
あまり出回ることが少ないですが、非常に良いダシが出るので、汁ものに使われることが多いです。
ヒレナガカサゴ
全長約15cm、赤から黒に近い色をしていて、頭が大きい小型のカサゴです。
名前の通り、長いヒレが特徴です。唐揚げにすると絶品とされていますが、スーパーなどに並ぶことはほとんどありません。
フサカサゴ
全長約25cm~30cm、全体的に赤く体高があるのが特徴です。
ほとんど水揚げされないので、流通することは稀です。刺身にすると水っぽいので、揚げ物やなべ料理に使われます。
60cmのカサゴもいる⁉
色々な種類のカサゴについてご紹介してきました。
色も大きさも、そして味も様々ですね。カサゴと呼ばれる魚は70種類もいるので、漁師さんや魚釣り好きの方でもなかなか全てを知るのは難しいと言われています。
その中でも非常に珍しいカサゴの情報を見つけました。なんと全長60cmのカサゴがいるというのです。
大きいカサゴとしてはウッカリカサゴが有名です。50cm以上になることもあります。もしかしたら、ウッカリカサゴがさらに大きくなったのかもしれませんね。
まとめ
ここでは、カサゴの種類についてご紹介してきました。カサゴは、初心者で釣れやすい魚として有名です。
刺身や唐揚げなど、美味しいい食べ方も色々あるので食材としても人気が高いです。しかし、カサゴの種類を全て把握している方は少ないでしょう。
全ての名前を覚えるのは無理ですが、色々な種類があるということだけは覚えておきたいですね。
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