唐揚げや煮つけにすると美味しいカサゴ。カサゴとは一つの種類の魚ではなく、カサゴ目フサカサゴ科の魚の総称です。
日本全国の広い地域に生息し、比較的釣れやすい魚なので、釣りを楽しむ方の間では人気が高いです。ゴツゴツとした体とかわいい目がユニークな魚ですよね。
しかし、カサゴのヒレには毒があります。刺されてもそれほど痛みを感じない種類のカサゴもいるのですが、中には激痛と呼吸困難に陥るほどの猛毒を持つカサゴもいるのです。
釣りだけでなく海水浴をする時にも注意をしなければなりません。ここでは、そんなカサゴの毒について考えていきたいと思います。
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カサゴの種類で刺されると危険な種類のカサゴは?
オニオコゼ
茶色っぽい色とゴツゴツした体が特徴のしているオニオコゼ。保護色で身を隠しているので、砂の中に潜んでいるので見つけにくいです。
オニオコゼは非常に猛毒を持つ魚として知られています。背びれにある棘に刺されると痛みはもちろん、呼吸困難になったり、けいれんが続くこともあるのです。
オニカサゴ
大きな目がユニークなオニカサゴ。食べるととてもに美味しいことから人気のある魚です。ところがとても危険な毒を持っているので注意が必要です。
ヒレにある棘に刺されると、激しい痛みが数時間続きます。そして刺された部分は赤く腫れあがります。非常に危険のある魚であることを覚えておきましょう。
ハオコゼ
赤い色とゴツゴツした形が特徴のハオコゼ。小さい姿が可愛らしく鑑賞用としても人気があります。そんなハオコゼの背びれや胸びれにも棘があります。
その棘に刺されるとズキズキした痛みを感じます。それほどひどい痛みはないことが多いですが、数時間は痛み続けます。
ミノカサゴ
ゆらゆらと長いヒレをなびかせて泳ぐミノカサゴ。このきれいなヒレにも毒があります。しかも刺されると電気が走るような激しい痛みがあるので注意が必要です。火傷をしたような熱さを感じることもあります。
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実は普通のカサゴのヒレにも毒があるって本当?
そもそも毒があるのに食べても大丈夫なの?
オニオコゼ、オニカサゴ、ハオコゼ、ミノカアゴと、4つの危険なカサゴをご紹介してきました。
しかし実は、それ以外の普通のカサゴのヒレにも毒があるんです。でも微量の毒なので食べても問題はないとされています。もちろんヒレではなく体の部分には毒はありません。
さらに、ヒレの旨みを活かした「ヒレ酒」も人気です。カサゴのヒレをあぶって香ばしく焼き、熱燗の中に入れる飲み方です。
ヒレ酒と言えば「ふぐ」が有名ですが、カサゴの「ヒレ酒」も絶品です。カサゴのヒレ=毒というわけではないのですね。
カサゴに刺された!対処法はこうしよう!
毒を持つカサゴに刺されてしまうと、激痛が数時間続いてしまいます。刺された部分は赤く腫れあがり、熱を持つこともあります。
対処法としては「毒を出す」ということです。刺された部分を水で洗い流してから、周りを押して毒を出すようにします。
次に40℃以上の熱いお湯に患部をつけておきます。カサゴの毒は熱に弱いので効果があるのです。
このような応急処置をしても痛みや腫れがひどくなる時には、すぐに病院に行くようにしましょう。
毒のあるカサゴに刺されないための工夫は?
カサゴには、オニオコゼ、オニカサゴなどの猛毒を持つ種類の魚がたくさんいます。いつも魚釣りをする方なら、毒のあるなしを見極めることができるでしょう。
でも、初心者の方はどれも同じカサゴに見えてしまうかもしれませんね。
カサゴを釣った時には、刺されない工夫をする必要があります。
まずできるだけ厚手の手袋をしてカサゴを触るようにしましょう。しかし、棘が大きいと手袋をしていても貫通してしまう恐れがあるので、「バス持ち」をするようにします。
カサゴの口に親指を入れて、下あごをしっかり掴んで持つ方法です。ヒレのある胴体に触れずに持つことができます。
まとめ
ここでは、カサゴの恐い「毒」についてご説明してきました。日本各地で釣りを楽しむことができるカサゴ。
食べても美味しいので魅力的な魚なのですが、毒には十分注意が必要です。非常に激しい痛みに苦しむこともありますので、気を付けたいで
カサゴの旬の時期はいつ?実は諸説あって謎だったりするって本当? カサゴは英語や他の外国語だと何て言うの? カサゴは漢字で書くと答えは3通りあるって本当?Sponsored Link
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