たけのこは美味しいけれど、剥いた皮がゴミになったり、あく抜きをしたり、下処理が結構大変ですよね。そこで便利なのがたけのこの水煮です。
スーパーなどで1年中売っていて、値段もリーズナブルなのでとても重宝します。でも水煮のたけのこを買った時に気になるのが白い粉。
小さな粒のようなものがついていますよね。これは一体何なのでしょうか。徹底解説していきましょう!
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たけのこの水煮に付着している白い粉の正体は?食べても大丈夫?
チロシンの効能って実は凄い?
たけのこの水煮についている白い粉の正体は「チロシン」という成分です。これは食べても大丈夫なものです。むしろ食べたほうが良いものなのです。その理由をご説明しましょう。
チロシンは、「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」という脳の神経伝達物質のエサとなる物質なのです。
ドーパミンやノルアドレナリンは意欲や集中力と高める効果や、ストレス緩和の効果があります。やる気のなさやストレスを感じている方にとって、非常に嬉しい食材なのですね。
見栄えがわるいから取り除く方法は?
食べても問題ない白い粉ですが、やはり気になる方もいるでしょう。おもてなし料理の時にはきれいにしたいですね。
そんな時は簡単に取り除くことができます。白い粉は水で洗うだけでOK。細かいヒダの部分に入っている場合には、少し水につけてから洗うと良いでしょう。
たけのこの水煮が少し酸っぱい感じがする?もしかして腐っている?
たけのこの水煮でいつものように調理したら、酸っぱい味に仕上がった経験はありませんか?腐っていたの⁉と心配になりますよね。
しかしこれは腐っているわけではありません。保存料の酸味なのです。たけのこに限らず、水煮のれんこんなどを使う時にも酸味を感じます。
もちろん食べて問題ないのですが、酸味が気になる時には、水にさらしてから使うと酸味がやわらぎます。
たけのこにはチロシン以外にどんな栄養があるの?
たけのこの水煮についている白い粉はチロシンという成分です。集中力を高めたり、ストレス緩和の効果があるのです。
たけのこには、このチロシン以外にも体に嬉しい成分が入っています。
まずはミネラルの一つである「カリウム」。高血圧予防やむくみ改善効果があります。さらに、「食物繊維」が豊富に含まれているので、便秘解消や美容効果も期待できるでしょう。
毎日の食事にどんどん取り入れていきたい食品ですね。
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たけのこの水煮を使ったおすすめレシピってあるの?
たけのこの水煮は下処理せずにそのまま使えるので、とても便利な食材です。しかし、保存料の酸味が感じられたり、生のたけのこに比べるとどうしても風味は落ちてしまいます。
そんなたけのこの水煮を美味しくいただくための3つのレシピをご紹介しましょう。
1つ目は「青椒肉絲(チンジャオロース)」です。たけのこの代表的なレシピですね。豚肉とピーマンをオイスターソースで味付けた炒め料理です。
濃いめの味付けなので、たけのこの酸味が気にならなくなり、食感を楽しむことができるでしょう。
2つ目は「バター醤油ソテー」です。薄切りにしたたけのこをバター、醤油、みりんでソテーするだけの簡単レシピです。
ポイントは、たけのこに焦げ目がつくようにしっかり焼きつけること。香ばしい香りが楽しめます。お好みでブラックペッパーやハーブなどを散らしても良いですね。
3つ目はやはり「天ぷら」です。水煮のたけのこは天ぷらに向いていないと思う方も多いですが、しっかり水にさらした後に水分をとってから調理すれば美味しくいただくことができますよ。
まとめ
ここでは、たけのこについている白い粉の正体について考えてきました。カビなどの悪いものだと思われがちなのですが、実はチロシンという優れた成分ということがわかりました。
無理に取り除かずにそのまま食べたいですね。たけのこは食物繊維たっぷりでカリウムも含まれています。美味しいだけでなく、体にも嬉しい食品です。
水煮なら1年中買うことができるので、毎日の料理に活用しましょう。
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