青椒肉絲や肉詰めなど、家庭料理に欠かせないピーマン。
ピーマンの特徴は独特の苦味です。この苦味が食欲を増進させてくれる美味しさなのですが、苦手な方は多いでしょう。
でも、ちょっとした工夫でこの苦味を減らすことができることをご存知でしょうか。ポイントは、ピーマンの切り方にあります。詳しくご紹介したいと思います。
ピーマンという名前の由来はフランス語からって本当?Sponsored Link
ピーマンが苦い原因は?
ピーマンの苦味のもとは「クレルシトニン」という苦味成分にあります。
ピーマンは動物などに食べられないように、このような苦味成分を発して身を守っているのです。
この成分クレルシトニンは苦味を出すだけでなく、高血圧を予防したり、便秘を解消するなどの健康効果もあります。
ピーマンの苦味を減らす方法を徹底紹介!
切り方は縦に切ると苦味が減る理由とは?
ピーマンの繊維を壊さずに切ることで苦味成分が揮発しにくくなるという効果があります。
ピーマンを切る時には、横ではなく繊維に沿って縦にきると苦味が減ります。逆に苦味が香りを出したい時には、繊維を壊すように横に切っていくと良いでしょう。
たったこれだけの工夫でピーマンの苦味を軽減できたら便利ですね。
油通しすることで苦味が大幅に減る?
ピーマンの苦味成分であるクレルシトニンは、油に溶ける性質を持っています。ごま油やマヨネーズで和えると苦味が減るのです。
さらに最も苦味が減る方法は、油通しです。ただ炒めるのではなく、少量の油にくぐらせるのです。これにより大幅に苦味が減ります。
中華料理屋さんなどでは、炒める前に野菜をジュッと湯通しするそうです。これは野菜の苦味を取る効果があるのですね。
緑ピーマンではなく、黄色ピーマンや赤ピーマンを使う
スーパーで売られている緑色のピーマンですが、実はこのピーマンは完熟していない状態です。
ピーマンはわざと苦味や食感を楽しむために未熟な状態で収穫して食べているのです。それでは緑の状態で収穫しないとどうなるのでしょうか。
通常のピーマンの状態から2週間ほど放置しておくと、黄色や赤色のピーマンになります。
このような色になったピーマンは、傷みやすく食感も良くないことから流通することが少ないですが、実はとても苦味がおさえらえているのです。
「ピーマンを食べている気がしない」という方はいるほど、苦味がなく甘いピーマンになります。
家庭菜園でピーマンを育てる時には、ぜひオリジナルの赤色や黄色のピーマンを育ててみましょう。
苦味が少ないこどもピーマンやフルーツピーマンを買う
ピーマン嫌いの方にも食べてもらうために、ピーマンの品種改良が行われています。
その中で、苦味が少ない「こどもピーマン」「フルーツピーマン」などの種類のピーマンが販売されています。
ピーマンが好きな方が食べると物足りないほど苦味がありません。誰でも食べれるピーマンとして注目されています。
ピーマン嫌いなお子様にはぜひ、このような甘い品種のピーマンを使ったピーマン料理を作ってみましょう。
ピーマンに似たパプリカを使う
ピーマンに似た野菜としてパプリカがあります。
スーパーでは、ピーマンとは別に赤色や黄色をしたパプリカが売られていますよね。パプリカはピーマンに似た香りがありますが、苦味はなく甘みがとても強い野菜です。
加熱料理よりもサラダやマリネに向いています。
赤いパプリカ、黄色パプリカは、赤ピーマンや黄色ピーマンと同じものと思っている方もいるかもしれませんね。
でも、パプリカと赤ピーマン黄色ピーマンはそもそも品種が違うのです。赤ピーマンや黄色ピーマンは緑ピーマンが熟して色が変わったものです。
まとめ
ピーマン嫌いの人でも美味しくピーマンを食べれる方法をご紹介してきました。
切り方や調理方法を変えることで、ピーマンの苦味を取り除くことが可能です。また、甘い品種のピーマンを使うことでお子様が美味しく食べてくれるかもしれません。
話題のこどもピーマンやフルーツピーマン、さらにパプリカで代用しながら、少しずつピーマンに慣れていくようにするのも良いでしょう。
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