ゴーヤの特徴は、何と言っても苦味です。この独特の苦味が食欲を増進させてくれます。
でも、どうしてもゴーヤの苦い味が嫌いという方も多いでしょう。ゴーヤの苦味を取り除くことは可能なのでしょうか。
ゴーヤの苦い成分や、苦味を取り除く方法について調べてみたいと思います。
ゴーヤが嫌いな人は何が理由なの?苦手を克服できるレシピも紹介!Sponsored Link
ゴーヤは何故苦い?苦味の成分は4つある?
モモルデシンの効能は?
ゴーヤには4つもの苦味成分が入っています。これらの苦味成分にはそれぞれ健康効果があるのです。
その中でも優れた効能を持っているのがモモルデシンという苦味成分。「健胃効果」があり、胃の粘膜を保護したり食欲増進効果があります。
さらに、「自律神経を整える効果」もあることから、落ち込んだ気分を改善してくれたり、頭痛を和らげてくれる効果も期待できるのです。
さらに、「老廃物を排出する効果」もあるので、生活習慣病の予防やがん予防にも効果が出ます。
チャランチンの効能は?
「植物インスリン」とも呼ばれているタンパク質です。
血糖値を下げるインスリンと似た働きをすることができるので、血糖値を安定させてくれるでしょう。
コロリン酸の効能は?
コロリン酸もチャランチンと同じように「植物インスリン」と呼ばれています。血糖値を安定させてくれるのです。
ククルビタシンの効能は?
風邪予防に効果的であるとされる成分です。免疫力を高めてくれる効果があります。
Sponsored Link
ゴーヤの苦味を取り除く方法は?
切り方にこだわる
ゴーヤの苦味は切り方によって和らげることができるのです
まずゴーヤを縦半分に切ったら、スプーンなどでわたを取り除きます。その後、横方向に薄切りにしていくのが苦味を和らげる切り方です。
野菜は繊維を断ち切るように切ることで、栄養成分が流出しやすくなります。
さらに薄切りにすることで効果的に苦味成分を出すことができるのです。ゴーヤの繊維は縦にのびているので、これを断ち切るように薄切りにしていきましょう。
塩でしっかり揉み込む
薄切りにしたゴーヤは塩でしっかり揉み込みます。
塩もみをするとたくさんの水分が出てくるのですが、ゴーヤの苦味成分であるモモルデシンは、この水分と一緒に流出してくれるのです。
ゴーヤ1本に対して小さじ2分の1ほどの塩を使いましょう。
塩と砂糖をつかって揉み込む
塩だけで揉み込むより、砂糖もプラスすることでより苦味がやわらぎます。
ゴーヤ1本に対して小さじ2分の1の塩、さらに小さじ2分の1の砂糖をふりかけてからしっかり揉み込んでください。
油をつかって苦味を抑える
苦味成分の一つであるチャランチンは、脂溶性のため油で炒めたり揚げたりすることで苦い味がやわらぎます。
豚肉と一緒に炒めるのも効果的です。
電子レンジを使う
軽く塩もみしたゴーヤをレンジ加熱するとさらに苦味がやわらぎます。
加熱することで水分と一緒により多くの苦味成分が流れて出てくれるからです。
下茹でして苦味をとる方法もあるのですが、電子レンジで加熱した方がビタミンCの効果が失われにくいというメリットがあります。
電子レンジを使う時のポイントは加熱しすぎないこと。
加熱しすぎると柔らかくなりすぎて食感が悪くなってしまいます。ゴーヤ1本に対して1分加熱するだけでOKです。
干しゴーヤを試してみる
ゴーヤの苦い味をやわらげる方法として、干しゴーヤを作る方法もあります。
ユミ
苦いゴーヤと苦くないゴーヤの見分け方は色でわかる?
ゴーヤは下ごしらえや調理方法を工夫することで、苦味をやわらげることができます。でも、できればもともと苦くないゴーヤを選びたいものです。
苦くないゴーヤと苦いゴーヤの見分け方のポイントは2つ。
一つは「色」です。濃い緑色のゴーヤは苦く、淡い色のゴーヤは苦くありません。
もう一つは「イボの大きさ」です。ゴーヤの表面には凸凹したイボがあるのが特徴です。
このイボが大きい方が苦くありません。小さいイボのゴーヤは苦い可能性が高いので気を付けてくださいね。
まとめ
ゴーヤの特徴は苦い味です。この苦味が嫌いな方は多いでしょう。
でも、切り方を変えたり、塩や砂糖で揉んだり、電子レンジ加熱することで、苦味をやわらげることも可能です。
さらに苦くないゴーヤと苦いゴーヤを見分けるポイントを覚えておいてください。
ゴーヤの保存期間は?日持ちする方法はないの? ゴーヤが黄色や赤に変色してしまう理由は?食べても大丈夫?Sponsored Link
コメントを残す