食感が堪らない食材って豊富にありますよね。
その中でも山菜の一つとしてシャキシャキとした食感だけでなく、豊な風味も堪らないたけのこは誰もが好きな山菜の一つ。
天ぷらは勿論、たけのこご飯は他におかずが要らない程の絶品ぐうルメの一つ。でも「たけのこ」と一口に言っても多くの種類があるのです。
そんなたけのこの種類と普段何気なく食べている種類についてご紹介します。
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たけのこの種類は?
一口にたけのこといっても細い種類や太い種類があり、料理にピッタリな種類が使用されています。
孟宗竹(もうそうちく)とは
孟宗竹はスーパーや市場といったところで見かける事が多いたけのこです。太くて日本に存在しているたけのこの中でも成長速度が速い種類なのです。
テレビ等で高々に成長した竹林の映像を見かける事がありますが、この竹林の多くが孟宗竹とも言えます。
孟宗竹は関東だけでなく、関西や九州といったところでも幅広く栽培されており、3月に出回るたけのこは九州産がほとんどです。
そんな孟宗竹は大きいだけでなく、香りも豊かな種類なのです。そんな風味の豊かさからたけのこご飯や煮物とさまざまな料理で使用されているのです。
たけのこはえぐみの強い食材となっていますが、たけのこの中でもえぐみの少ない種類ともなっています。
淡竹(はちく)とは
淡竹は孟宗竹と比較すると細見が特徴的な種類です。また皮が赤みがあり、皮の薄さも特徴的。
この淡竹は寒さに強い性質があり、北海道においても栽培が行われています。またたけのこと言えば絵ぐみが強い食材の一つ。
えぐみの正体はたけのこに含まれているアクとなっていますが、淡竹はアクが少ない種類の一つ。
本来、たけのこはアク抜き処理が必要とされますが、アクが少ない事でアク抜き無しでも大丈夫。その為、そのまま茹でて味わえる上、取れたては生の状態でも味わえちゃう種類なのです。
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真竹(またけ)とは
真竹は細みの形とアクの強さが特徴的な種類です。皮の表面に斑点があるのも特徴の一つ。
たけのこの中でも旬時期は遅く5月~7月頃です。アク抜きをしっかりと行う事で、絵ぐみは抑える事が出来、煮物として食される機会が多い種類です。
根曲がり竹/姫竹/月山竹とは
根本が曲がっているのが特徴的。主に北海道や東北地方で食されている種類です。細く長さも20㎝程と収穫し易い種類ともなっています。
根曲がり竹は姫竹と称される事もあり、根曲がり竹よりも大きく山形県月山エリアで収穫される物は月山竹と呼ばれています。
アクがほとんど無い事で、天ぷらや煮物、炊き込みご飯やみそ汁とあらゆる料理で食べられている種類です。
四方竹(シホウチク)とは?
中国が原産と言われている種類。茎の断面が四角くなっている事で四方竹と呼ばれています。
四方竹は収穫すると変色やアクが強くなってしまう性質がある事で、輸送に不向きとなり産地のみでしか食べる事が出来ない種類となっていました。
しかし水煮の新たな方法によってこれらの問題が解消され、全国的に流通する事が可能となった種類です。
水煮状態でも食感が維持されているため、煮物にすると絶品なたけのこです。
寒山竹(かんざんちく)とは
西南エリアで食される事が多いたけのこです。
大名竹と呼ばれる事もあり、一般的に流通している孟宗竹よりも美味と称される程、人気の高いたけのこです。
あとがき
一般的には孟宗竹が食される機会が多いと思われますが、エリアによっては根曲がり竹や真竹といった種類もスタンダートとなっています。
観光やビジネスであらゆるエリアを訪れた際にはそのエリアでしか味わえないたけのこを堪能してみるのも楽しみの一つとなりますね。
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