日本人にとって青魚はとても身近な存在ですよね。中でもいわしは安いし美味しくて青魚の定番ともなっています。
そんな観かける頻度や食べる事が多いいわしにもあらゆる種類がある事をご存知でしょうか。今回はいわしの種類と見分け方をご紹介致します。
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いわしの種類は?
マイワシ
マイワシは私たちがスーパー等で「いわし」として購入している種類のいわしです。背中が青く、横に7~8個の斑点が特徴的となっています。
この斑点模様からマイワシは「ななつぼし」とも呼ばれる事があります。この斑点模様は他のいわしには付いていないので、見分ける大きなポイントともなっています。
マイワシは日本近海のどこでも取れる魚となっていましたが、近年は漁獲数が激減している傾向にあります。
鮮度が非常に落ちやすく、鮮度が落ちたマイワシはエラが赤くなってしまいます。このエラの色合いもマイワシの鮮度を見分けるポイントとなります。
マイワシはサイズによって名前が異なるのです。25㎝程のマイワシは「大羽イワシ」、10~20㎝程が「中羽イワシ」、10㎝以下は「小イワシ」や「平子イワシ」と呼ばれています。
マイワシは焼きや刺身、フライといったあらゆる調理法で食されていますが、食卓に流通されるよりも餌として使用される率が高いいわしとなっています。
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ウルメイワシ
ウルメイワシはずんぐりとした形で薄い青色に灰色掛かった色合いのいわしです。「ウルメイワシ」という名前は目に膜が掛かり、潤んだような光景から名付けられています。
一般的にウルメイワシが流通される事はほとんど無く、流通されていても生の状態ではなく「開き」となっています。
しかしこのウルメイワシの開きは非常に美味しいと言われているのですが、あまり知られていないのです。
ウルメイワシもマイワシのようい数が激減している傾向にあり、高値で流通されています。
カタクチイワシ
カタクチイワシは鮮度の衰えが非常に早い為、生の状態での販売はごく限られた場所のみとされており、ほとんどが乾燥し、煮干し加工されています。
しかし生のカタクチイワシは毎週金曜日に京都生協による「かもめ直行便」で販売されており、刺身として味わえる少ない機会となっているのです。
カタクチイワシで作られたちりめんじゃこは高級品として流通されています。カタクチイワシは背中が黒い事で「セグロイワシ」とも呼ばれています。
また顔よりも下に口がある事で「タレクチ」とも呼ばれているのです。
3種類のいわしの簡単な見分け方とは?
いわしには3種類ある事で「これってどの種類?」とも感じてしまいます。
簡単な見分け方はマイワシは黒い斑点があり、ウルメイワシは目が潤んでいる事、そしてカタクチイワシは生での流通はほとんど無いので、ちょっと高めなちりめんじゃこが販売されていればカタクチイワシとして見分ける事がよいと思われます。
あとがき
庶民の味として定着してきたイワシですが、どの種類も激減している事で重要視されています。
3種類あるイワシにはしっかりとした特徴がある事で、非常に見分けやすいと思われますので、是非見分け方をチェックしてみては如何でしょうか。
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