秋になると多くの方で紅葉スポットが賑わいを魅せますね。中でも「紅葉」や「楓」は欠かす事ができない存在ともなっています。
しかし、紅葉と楓の違いをご存知でしょうか。
今回は【紅葉と楓の違いとは?】【紅葉の種類について】についてご紹介いたします。
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紅葉とは?
紅葉はカエデ種で最も有名となっている「イロハカエデ」の別名となっています。
主にカエデ科に属している落葉樹の樹木の葉っぱが「紅葉」と呼ばれる事が多くありますが、落葉によって真っ赤に色付いた葉っぱ全てが紅葉と呼ばれています。
一般的に楓種の葉っぱが色付いた物が紅葉とされていましたが、秋の落葉シーズンになると多くの落葉樹が真っ赤な色合いに変化してきます。
この「紅葉(こうよう)」する姿から色付いた全ての葉っぱが「紅葉(もみじ)」と呼ばれるようになったのです。
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楓とは?
楓はカエデ属の樹木の葉っぱの総称となっています。
イロハモミジやオオモミジの葉っぱが「蛙の手」に似ている事で「カエデ」と名付けられています。
楓は「紅葉(もみじ)」とも呼ばれていますが、これは「紅葉する」という意味合いがある「もみず」からきており、特に色付きが観かけられるカエデ種が「紅葉(もみじ」と呼ばれるようになったのです。
紅葉の種類は大きく分けて3種類
イロハモミジ
イロハモミジは日本でもよく観かける事ができるカエデ属の一種です。日本だけでなく、中国や台湾といったアジア圏で多く自生しています。
「イロハモミジ」という名前は、葉が5~9つに掌状に分かれおり数える時に「いろはにほへと…」と数えた事で名づけられています。
ヤマモミジ
ヤマモミジは日本固有種の紅葉となっており、青森県から鳥取県の太平洋側で育成しています。
葉の形はイロハモミジとよく似ていますが、イロハモミジよりも大きく7~9個に裂けているのが特徴的となっています。
ヤマモミジは雌雄同株となっている事で、雄花と雌花の両方をつけます。
オオモミジ
オオモミジは日本固有種の紅葉となっており、太平洋側で育成しています。主に多雪地の山地で観かける事ができます。
葉っぱが基本的に7つに裂けているのが特徴的です。
モミジ系は葉っぱの形がよく似ている事がありますが、オオモミジは葉がやや大きく鋸歯が細かく揃っている事で見分ける事ができます。
紅葉からメープルシロップが作れる?
日本では多くの紅葉が自生していますが、メープルシロップで知られているサトウカエデと同じ種類となっています。
モミジの樹木から抽出した樹液でメープルシロップを作る事も可能となっています。また園芸と盆栽では「モミジ」と「カエデ」は明確に区別されているのです。
あとがき
紅葉(もみじ)は元々、赤く色づいたカエデ属の葉っぱを表していましたが、現在では色付いた落葉樹の葉っぱ全てが紅葉(もみじ)と呼ばれるようになったのです。
色付いた紅葉は日本人だけでなく、海外から訪れた方からも人気となっているのです。
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