練馬大根の味の特徴とお饅頭にも活用?毎年大会がある?

練馬大根

出典:http://www.ntv.co.jp/dash/village/22_syuttyou/2016/0110/

大根は煮込むと味がよく染み込み冬場の冷えた体を温めてくれますね。サラダや野菜スティックでも美味しく味わう事ができ、多くの方から親しまれている食材ですよね。

さて、大根と言えばやはり「青首大根」が一般的ですが、「練馬大根」も人気が高い品種です。

今回は【練馬大根の味や特徴とは?】【練馬大根が使われたお饅頭や大会とは?】についてご紹介致します。

練馬大根とは?

ポイント

練馬大根は東京都練馬地方において、江戸時代より栽培が盛んに行われた品種です。練馬地方で栽培が盛んだった事で「練馬大根」と名付けられています。

明治中期になると、東京の市街化が進み、練馬大根の栽培量もアップしていき、練馬大根はたくあん漬けとして大変重宝されていました。

この練馬大根のたくあん漬けが一気に広まった事で、一般家庭でもたくあん漬けを作る事がブームとなっていたのです。

しかし、昭和8年の干ばつや病気の発生、さらには食生活が洋食へ変化した事で、昭和30年頃には栽培数が激減し、流通数もほとんどなくなってしまったのです。

収穫時に引き抜くのが困難となっている面も衰退の理由となっています。

練馬大根の食べたときの味などの特徴は?

練馬大根は70~100㎝程の長さで、青首大根よりも長い品種となっています。果肉は、辛みが強い味わいとなっています。

この練馬大根の辛味を緩和させ、品種改良された品種が青首大根となっています。

主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?

練馬大根は練馬地域が主な産地となっていますが、現在は栽培数が少なく流通量がほとんどありません。11月頃が旬の時期となっています。

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練馬大根のオススメのレシピは?どんな料理に使うと美味しい?

ポイント女性

練馬大根は水分量が比較的少ない品種となっています。その為、干し大根が一般的な食べ方となっていました。そこで、練馬大根のオススメレシピをご紹介致します。

練馬大根の切り干し大根

1.練馬大根を薄く剥き、天日干しでしっかりと乾燥させる
2.乾燥した練馬大根を細きりにする
3.練馬大根を水で戻す
4.油揚げや人参も練馬大根と同じ大きさに切る
5.鍋で材料を痛め、みりんや醤油、ダシ等で水気が無くなるまで炒めれば完成

大根がおまんじゅうに?練馬大根まんじゅうってご存じですか?

古き善き野菜として人気がある練馬大根ですが、練馬大根を使用した「練馬大根まんじゅう」をご存知でしょうか。「大根をまんじゅうに使うの?」と疑問を感じてしまいますよね。

練馬大根を卸した果肉や葉っぱが混ぜられ、大根の形に模られたまんじゅうで、メディアや雑誌でも大々的に紹介され、人気商品ともなっています。

毎年練馬大根引っこ抜き大会というのを開催している!

練馬区では練馬大根の引っこ抜き大会が毎年開催されています。制限時間内に「どれだけ多く、どれだけ大きい練馬大根を引っこ抜く」が大会の目的となっています。

子どもからご年配まで、年齢に関係なく多くの方が参加され、引っこ抜かれた大根は参加者だけでなく小学校等の給食で美味しく食べられているのです。

あとがき

全国的はほとんど流通されなくなった練馬大根ですが、練馬地域では多くの方から親しまれている品種です。

練馬大根をモチーフにしたお菓子を始め、引っこ抜き大会が毎年開催されたりと、地元の方にとっては欠かせない存在となっているのです。

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