野菜スティックやサラダ、おでんや煮物といった具材と言えばやはり大根ですよね。
生食で食べるとみずみずしくシャキシャキとした食感を楽しむ事ができ、加熱すると柔らかく味の染み込みが魅力的で、和食には欠かせない存在となっていますね。
さて、大根と言えば「青首大根」が一般的ですが、「打木源助大根」という品種をご存知でしょうか。
そこで今回は【打木源助大根の特徴や旬の時期とは?】についてご紹介致します。
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打木源助大根とは?
打木源助大根は愛知県の井上源助氏の育成種「源助総太」と「打木大根」の自然交配により、金沢市打木町の松本佐一郎氏によって誕生された品種です。
「源助総太」と「打木大根」の交配種という事から「打木源助大根」と名付けられています。選抜育成が行われ、1942年に現在の打木源助大根として確立されたと言われています。
1955年頃~1970年代に関西地方を中心に主力として流通されていましたが、果肉に空洞が生じる「ス入り」等の問題により、青首大根が主力となると栽培数が激減していきました。
しかし、伝統野菜が注目を浴びるようになった現在では、生産数がアップし、全国各地へ流通されるようになっています。
一般的に主力となっている青首大根は先端部分が細身になっていますが、打木源助大根は太さがほとんど同じの寸胴型となっています。
打木源助大根の食べたときの味などの特徴は?
打木源助大根は緻密で柔らかい果肉となっています。みずみずしさもあり、野菜スティックやサラダで味わうとシャキシャキとした食感を楽しむ事ができます。
そして辛味も少なく、甘味を楽しめる味わいが魅力的です。
主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?
打木源助大根は石川県金沢市が主な産地となっています。石川県だけでなく、新潟県を始め北陸地方で栽培が行われている品種です。
ただ、生産者が20名以下となっている事で、栽培数や流通数が少なく、全国的にあまり観かける事ができない品種となっています。
そんな打木源助大根は10月~2月頃が収穫時期となっており、11月~12月が旬の時期となっています。
打木源助大根のオススメのレシピは?どんな料理に使うと美味しい?
打木源助大根は柔らかい果肉となっていますが、加熱しても煮崩れし難い性質があります。さらに味がとても染み込み易いので、煮物やおでんの具材におススメの品種です。
また、打木源助大根は金沢市の特産品となっていますが、金沢市のグルメでもある「大根寿司」に欠かせない材料となっています。
あとがき
打木源助大根は辛みがほとんど無く、甘味を楽しめる品種となっており、生食でも人気が高い大根です。さらに過熱しても煮崩れし難いので、冬の寒い時期のふろふき大根やおでんといった煮込み料理に最適ですね。
生産者は極僅かとなっていますが、北陸地方では特産品ともなっているので、観光やビジネスで訪れた際には、味わって欲しい大根となっています。
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