大根は嫌いな方が少ない野菜の一つですよね。
生食だとシャキシャキとした食感とみずみずしさ、そして加熱すると甘みが増し、旨味をたっぷりと吸い込み煮物に最適ですよね。
さて、スーパーなどで購入される大根のほとんどが「青首大根」と思われますが、「ねずみ大根」という種類の大根もあるのです。
そこで今回は【ねずみ大根という辛味大根の特徴とは?】【ねずみ大根はそばやうどんに合うのか?】についてご紹介致します。
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ねずみ大根とは?
ねずみ大根は長野県埴科郡坂城町を始め、信州地方で主に栽培が行われてきた大根です。
大根と言えば、胴体が太く、根っこに向かって細くなっていく形ですが、ねずみ大根は根っこに向かう程太くなっています。
そして細長い根っこが付いている形が「鼠」に似ている事で、「ねずみ大根」と名付けられています。
また一般的に食べられている大根は600~800g程の重量がありますが、ねずみ大根は250~300gとやや小さめなサイズとなっています。
青首大根を始め、栽培の行い易さや耐病性に優れた品種の登場によって栽培数が激減してしまったねずみ大根ですが、坂城町では伝統野菜となっているねずみ大根を継承させるべく「坂城町ねずみ大根振興協議会」が発足され、「信州の伝統野菜」として認定されています。
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ねずみ大根の食べたときの味などの特徴は?
ねずみ大根の果肉は緻密で水分が少ないので、生食で食べるとカリッとした食感を楽しむ事ができます。
そしてねずみ大根の大きな特徴は辛みです。
ねすみ大根は辛み大根の一種となっており、大根卸しにするとより辛みが強くなります。しかし、甘味もほんのりと感じられるので、大根本来の味わいを楽しむ事ができます。
ねずみ大根のオススメの食べ方は?
ねずみ大根は水分が少ないので、漬物にすると美味しく食べる事ができます。辛味が強いので、サラダや煮物といった定番の大根料理には不向きな品種です。
ねずみ大根はそばやうどんで食べるととても美味しい?
ねずみ大根はそばやうどんとの相性が抜群の大根となっています。
まず、水分が少ないので大根卸しにしても水っぽさが無い為、そばやうどんのトッピングにしてもダシが薄くなり難いのです。
さらに信州ではおしぼりうどん」という郷土料理があります。これはねずみ大根を卸した汁に味噌やかつお節などを入れてうどんを食べる料理です。
ねずみ大根のピリッとした辛さがクセになり、地元の方だけでなく観光やビジネスで訪れた方からも親しまれています。
主な産地はどこ?旬の時期っていつなの?
ねずみ大根は長野県埴科郡坂城町や千曲市が主な産地とされています。
種自体は一般的にも販売されているので、全国各地で栽培が行われていますが、信州以外で栽培すると独特な形や辛みにならない事もあります。
そんな、ねずみ大根は10月~12月頃まで流通されていますが、11月~12月が旬の時期となっています。
あとがき
辛味が強い大根の一つでもあるねずみ大根。
でもこの辛さと水気の少ない面がそばやうどんの引き立て役となり、信州ではご当地グルメとして親しまれているのです。
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