みなさんは大根の苦味がお好きですか?甘い大根よりも少し辛味や苦味のある大根の方が美味しいという方もいるでしょう。
しかし、ほとんどの方は大根の苦味は美味しくないと感じるでしょう。
どうして大根はあの独特な苦味が出るのでしょうか。実は4つの原因がありました。苦くならない対処法も考えてみたいと思います。
ユミ
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大根の苦味の原因は4つある?
旬の時期の大根ではない
大根の旬の時期は冬です。冬は寒さから身を守るために、大根は甘みを増します。
しかし夏場の大根はあまり甘みがなく、苦いことが多いです。寒い時期は美味しい大根をたっぷり食べておきたいですね。
筋が残ってしまっている
大根の皮の部分には筋があるのですが、これが苦味の原因となります。プロの料理人はかなり厚く皮をむきます。これはできるだけ苦味が残らないようにするためなのですね。
しっぽの部分を使っている
1本の大根は、上から下まで味が同じではありません。下に方に苦味成分が多く含まれているため、下にいくほど苦味が増します。
上の部分の方が緑がかっていて苦そうに思う方もいますが、上の部分の方が甘いのです。上半分は生で食べて、下半分は加熱料理に使うと良いですね。
鮮度が悪い
鮮度の高い大根はみずみずしくて甘みが強いです。しかし鮮度が悪くなってしまうと徐々に苦味が増していきます。だんだん茶色になっていき腐ってしまうこともあります。
大根を1本丸ごと買ってきた時には、葉っぱを切り落として、新聞紙に包んでからビニール袋にいれて冷蔵庫保存しましょう。新鮮な状態を維持することができます。
ユミ
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大根の苦味を抑えるための対処法は?
皮を厚くむく
大根の皮には苦味成分であるイソチオシアネートが多く含まれています。そのため皮を厚くむく必要があります。
もったいないと思って皮を薄くむいてしまうと、全体的に苦味のある大根料理に仕上がってしまいます。鮮度が悪い大根の時には、特にしっかり皮をむくようにしましょう。
下茹ではしっかりする
しっかり下茹ですることで苦味をとることも大切です。米のとぎ汁を使って下茹でするとさらに苦味を消すことができます。
下茹ですることで大根の細胞が壊されるので、味がしみやすくなるというメリットもあります。
おでんなどの煮込み料理に使う時は、下茹でというひと手間をすることで、味がしみて美味しい大根に仕上げることができるでしょう。
煮込み料理に使ならしっかり面取りをして味をしみさせる
煮込み料理をする時には、面取りをすることが大切です。
面取りをすることで煮崩れを防ぐことができるので、長時間コトコト煮ることができます。また味がしみやすくなるというメリットもあります。
また見た目にもプロのようなきれいな仕上がりになりますね。
しっぽの部分は大根おろしに使わない
大根は下にいくほど苦味が増すので、しっぽの部分は大根おろしには向いていません。
できるだけ上の方を使うようにしましょう。しっぽの部分は煮込み料理や炒め物に活用すると良いですね。
鮮度が高い大根を選ぶ!
苦い大根も正しく調理すれば美味しく食べることができます。しかしできれば苦くない、甘い大根を選んで買いたいですよね。
甘い大根を選ぶコツは3つあります。
1つ目は、大根の葉っぱです。葉っぱの切り口を見て新鮮なものを選びましょう。乾燥していたり、すが入っている場合は鮮度が悪いので大根も苦い場合が多いです。
2つ目は、大根のひげです。ひげがポツポツとまっすぐ並んでいる方が、すくすく美味しく育った大根です。ひげがあちこちバラバラに並んでいるものは苦い可能性が高いです。
最後の3つ目は、大根の重さです。できるだけ重い大根を選びましょう。何本かの大根を比べてみるとすぐわかりますね。重い大根は水分をしっかり含んでいるので新鮮で甘みも強いでしょう。
ユミ
苦くならない大根のレシピってないの?
大根は色々な原因から苦くなることがわかってきました。正しく下処理をしてできるだけ苦味を抑える工夫をしていきましょう。
さらに、苦くならないようなレシピを覚えておいてくださいね。
おすすめのレシピは大根ステーキです。フライパンにバターを入れて大根両面こんがり焼生きます。醤油とみりんで味付けをした後、チーズをのせて蓋をします。
チーズが溶けてきたら大根ステーキの完成です。大根の苦みが気にならなくなります。
お子様に喜ばれるレシピで、ビールのおつまみにもおすすめです。簡単にできるので、苦い大根にあたってしまった時には試してみてくださいね。
あとがき
大根はある程度苦味のある野菜ですが、できれば甘くて美味しい大根を食べたいですよね。
大根の苦味の原因や対処法を知っておくと非常に役に立ちますよ。正しく知識を持って、甘くて美味しい大根をいただきましょう。
ユミ
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