白菜が臭い！匂う原因は腐っているからそれとも別の要因が？

「白菜から変な臭いがする」

白菜を購入し調理をする時や、食べる際にその臭いが気になる方も多いと思います。食べても大丈夫な臭いなのか気になりますよね？

白菜がにおいする時の理由は多々あります。その臭いの元はどの様な物なのかを調べ、安心して食べられる物である事を確認しましょう。

白菜から消毒臭い臭いがする原因は、イソチオシアネートと言われる辛み成分が原因です。別に農薬が残っているから臭いがするわけではありません。

このイソチオシアネートはアブラナ科の野菜に多く含まれている成分で、植物自身が他の動物などに食べられてしまう事を防ぐ防御能力から生まれた物とされております。

このイソチオシアネートにはいくつかの身体に良いとされる働きが有ります。１つはガン予防効果です。

イソチオシアネートには体内の解毒酵素働きを強めたり、抗酸化力を高める働きが有ります。

又、殺菌作用を持っている為食中毒予防などの効果も期待できます。更に女性にとって嬉しいダイエット等にも効果が期待されております。

このイソチオシアネートは白菜に限らず他のアブラナ科の野菜にも含まれており、食用として食べても全く問題ありません。安心してお召し上がりください。

白菜から酸っぱい臭いがするのを感じた事が有ると思いますが、この臭いの原因はジメチルジスルフィドと言う物質が含まれている為です。

このジメチルジスルフィドと言う成分ですが、特定悪臭物質に指定される程臭いの成分が強い物ですが、その一方で玉ねぎやキャベツ等の食品用香料としても使われております。

更に、この成分を「精製」した物は日本の消防法で指定される第４類危険物第１石油類にも指定される物です。

そうは言っても白菜に含まれているジメチルジスルフィドの量は一般的な食材としては全く問題が無いレベルで、中国等でも豆腐の発酵食品である臭豆腐等にも含まれる成分です。

白菜からわさびの様なツンとした臭いがするのは、白菜に含まれるアリルイソチオシアネートと言う成分が原因です。

このアリルイソチオシアネートは、主にわさびや大根等の辛みの成分でも有るアリル芥子油とも呼ばれております。

わさび等の場合にはすりおろしたり細かく刻んだりする事でこの辛み成分が出てきますが、白菜の場合でもスーパー等でカットされた状態で売られていたり、ご自宅で調理の為に切った時に、このツンとしたわさびの様な臭いを感じる場合が有ります。

このアリルイソチオシアネートには、唾液の分泌が促され食欲を増進させる効果や、血液をサラサラにする効果により心筋梗塞や脳梗塞等の疾患予防、血液中の白血球の活性化による抗菌作用の強化等の効果が有ります。

アリルイソチオシアネートにはこれらの効果が有る事から人が食べても全く問題の無い成分である事が言えます。積極的に食事のメニューに摂り入れて行きましょう。

白菜に含まれる成分によって消毒薬の様な臭いや酸っぱい臭い、わさびの様なツンとする辛みのある臭いがするので、調理の際に気になる方が多いです。

但し白菜に含まれる成分は食事には摂り入れて行く事が必要です。そこでこれらの気になる臭いを消す方法として最も簡単な方法は、茹でるのでは無く電子レンジ等を使い蒸す様にし柔らかくしてしまう事です。

その上で味や香りの強めのスパイス等を効かせた料理にしたりする事で、臭いを気にせずに食べる事が出来ます。

白菜の臭いについては皆さんが同じようなイメージや感じ方を持っておりましたが、基本的に食べる事に関しては全く問題が有りません。

臭いをどの様にして消して行くかを考え積極的に食事に摂り入れて行きましょう。

白菜の臭いの原因は白菜に含まれる様々な成分が発する臭いである事を理解する事ができ、その臭いの元を気にする事無く安心して食べる事が出来るとご理解頂けたと考えます。

特にこれから寒くなる季節の鍋料理にはこの白菜は欠かす事が出来ない野菜です。おいしく食べられる様に工夫して行きたいと感じました。