麦茶でうがいすると風邪予防になるというのは嘘なの?

麦茶

麦茶は熱中症対策に欠かせない飲み物ですよね。

体温を下げて効果的に水分補給できる他、血液をサラサラにするなどの健康効果もあります。

さらに麦茶でうがいをすると風邪の予防にもなるという人がいます。しかし、これは間違っているという意見もあるんです。

麦茶でうがいをすると実際にどのような効果があるのでしょうか。調べてみたいと思います。

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お茶でうがいするととても凄い効果がある!

麦茶

風邪予防

お茶でうがいをすると風邪予防になるという話は有名ですよね。インフルエンザが流行する時期になると、毎日お茶でうがいをする幼稚園や小学校もあります。

お茶に含まれている「カテキン」には優れた抗菌作用があります。風邪のウイルスやインフルエンザ菌に対抗する効果があるのです。

だからお茶でガラガラとうがいをすることで、体に侵入してくる菌を効果的に流してくれて感染力を弱めてくれるのです。

口臭の予防

口臭が気になったり、口内がベタベタしている時にお茶を飲むとスッキリしますよね。お茶には口臭を予防する効果もあるのです。

口の中には100億もの細菌がいると言われています。

これらの細菌は食べ物のかすや、剥がれ落ちた古い粘膜などを分解します。そして口臭の原因となる硫黄酸素などの化学物質を生成するのです。

お茶に含まれているカテキンは、抗菌作用によりこれらの細菌を減少させることができます。だからお茶を飲むと口臭を防ぐことができるのですね。

虫歯の予防

お茶でうがいをするだけで虫歯予防になるとも言われています。お茶で歯みがきをすると良いとも言われるほどです。

お茶に含まれているカテキンは、抗菌効果、殺菌効果があります。そのため虫歯を予防するために効果的なのです。

歯に歯垢が付着することを防いだり、虫歯菌の繁殖を抑える効果もあります。さらに、歯を溶かすとされる酸から歯を守る効果もあるのです。

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麦茶でうがいしても効果がないのはカテキンが含まれてないから!

麦茶

お茶を飲むことで、「風邪予防」「口臭予防」「虫歯予防」ができることがおわかりいただけたと思います。お茶を飲むだけでこれほどの効果が得られるのは嬉しいですね。

これらの効能はお茶に含まれているフラボノイドの一種「カテキン」によるものです。カテキンはお茶の渋みや苦味の原因となるポリフェノールです。

このカテキンが最も多く含まれているお茶は緑茶です。次に多いのは烏龍茶やほうじ茶などです。

それでは麦茶はどうなのでしょうか。残念ながら、麦茶にはカテキンが含まれていません。

麦茶は、緑茶や抹茶と同じように「お茶」として親しまれていることから、緑茶などと同じようにカテキン効果があるように思われがちなのですが、実は麦茶だけにはカテキンが含まれていません。

そもそもカテキンは緑茶を作るための茶葉特有の成分なのです。だから茶葉を原料とする煎茶、玉露、ほうじ茶、烏龍茶などにはカテキンがしっかり含まれています。

しかし麦茶は大麦を原料として作られているため、カテキンが含まれることはないのです。

麦茶を飲むことで、カテキンのチカラが風邪予防をはじめ、口臭予防や虫歯予防をしていると思っている方もいると思いますが、それは間違いということですね。

しかし、麦茶には抗酸化作用や、胃の粘膜保護する作用、血をサラサラにする作用など、体に嬉しい健康効果が詰まっています。

カテキンによる効能はありませんが、積極的に摂り入れていきたい飲み物という認識は間違っていませんね。

麦茶麦茶のカテキン含有量はどのくらいなの?

まとめ

お茶は飲むだけでなく、うがいをすると良いと言われることがあります。それは、緑茶特有の含有成分であるカテキンによる効果が発揮されるからです。

風邪予防、口臭予防、虫歯予防などがあります。

麦茶も同じように「お茶」なのでうがいすることで効果があると思われることがありますが、実は麦茶にはカテキンが含まれていません。

カテキンによる効能はないことを覚えておきたいですね。

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