みなさん「大蒜」という漢字を読むことができますか?これは「にんにく」の漢字です。
にんにくは、ひらがな表記とカタカナ表記がほとんどで、漢字表記されることはあまりないですよね。でも調べてみると色々なにんにくの漢字を見つけることができました。
なんと「人肉」と書く人もいるというのです。ここではにんにくの漢字をご紹介していきたいと思います。
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にんにくを漢字で書くと大蒜!その語源や由来は?
にんにくを漢字で表す時には「大蒜」が一般的です。「蒜」だけの場合もあります。パソコンやスマホで変換するとすぐに「大蒜」が出てきますね。
昔はにんにくやネギなどの臭いの強いネギ属の植物をまとめて「蒜(ひる)」と呼んでいました。
その中で、ネギ属の多年草「ノビル」とにんにくを区別するために、「ノビル」は「野蒜」、にんにくは「大蒜」と呼ばれるようになったのです。
今でも漢方薬でにんにくが使われる時には、「大蒜(たいさん)」と表記されます。また、にんにくは「葫(こ)」と呼ばれていたこともありました。
「大蒜」「蒜」「葫」の漢字は全てにんにくの古名ということになります。
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実はにんにくは他にも漢字で表すことができる?
にんにくは忍辱(にんにく)とも書く!
にんにくの漢字として「大蒜」よりも「忍辱」が有名かもしれません。これは仏教用語がもとになっています。恥を耐え忍んで、心を動かさないというブッダの教えを「忍辱」と言います。
この教えがどうして「にんにく」と結びついたのでしょうか。それは精進料理が関係しています。
仏教の戒律にもとづく精進料理では「五葷」と呼ばれる食材は食べてはいけないことになっています。五葷とはラッキョウ、ニラ、ニンニク、アサツキ、ネギです。
いわいる精力がつくとされている野菜なのです。だから修行中の僧侶は食べることが禁じられていました。
この教えに従って美味しいにんにくを食べたくても食べられないことが「忍辱」だということで「にんにく=忍辱」になったという説があるのです。
また、五葷として禁じられていたにんにくを僧侶たちがこっそり食べていたので、隠語としてにんにくを「忍辱」と呼んでいたという説もあります。
にんにくを人肉って書く人がいるって本当?
にんにくの漢字は古名である「大蒜」「蒜」「葫」、さらに仏教用語である「忍辱」とされていますが、「人肉」と漢字で書く人がいるのをご存知ですか?
人の肉なんてちょっと信じられない話ですが、実際ににんにくを「人肉」という漢字で書かれることがあるのです。それはスーパーや八百屋さんの値札にありました。
「人肉100円」「中国産人肉」「人肉の芽」などの値札が実際にあるのです。スーパーで見つけたらびっくりしますよね。
特に昔は、にんにくはよく「人肉」と書かれていました。お年寄りの方に聞くと「にんにく=人肉」は驚くことではないそうです。
昔の八百屋さんやスーパーでは、わかりやすく、読みやすくするために「醤油を正油」「白菜を白才」などと書くことがありました。
また「歳」を「才」、「年齢」を「年令」と書くこともありますよね。これも同じことです。
にんにくも「大蒜」や「耐辱」と書いてもわかりにくいため「人肉」と書いていたのだと思われます。もしかしたらインパクトも狙っていたのかもしれませんね。
まとめ
にんにくという漢字について調べてみると、おもしろい説が色々あることがわかりました。
古名である「大蒜」「蒜」「葫」。さらに仏教の戒律にもとづく「忍辱」という漢字から、八百屋さんで表記される「人肉」までありました。
スーパーでにんにくを買う時にはチェックしてみてくださいね。もしかしたら「人肉」と書いてあるかもしれません。
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