山間では多くの竹林を目にする事が出来ます。空高く伸びている竹を見ているだけで生命の力強さを感じる事も出来ますよね。
でも竹ってどのように増えているのだろう?という疑問を感じている方もいらっしゃいます。
竹はもしかしたら種で増えるのでは?なんて事を感じている方の為に竹の増殖方法をご紹介しちゃいます。
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竹は種で増えていくのではなく地下茎で増えていく
竹にも種があり種で増えていくと思っている方も多いハズです。しかし竹は種ではなく、地下茎から増えていくのです。
地下茎から直接生えてくる植物は無性植物と呼ばれており、子孫というよりもクローンのような存在なのです。
竹の種ってあまり聞かない理由とは?
地下茎から増殖して増えていくたけのこですが、実は種もしっかりとあるのです。本来、植物は雄蕊と雌蕊の受粉によって開花し、種子となり増殖していきます。
しかし地下茎から直接増殖して増えていくたけのこでも種は存在しています。しかし、たけのこの種なんて効いた方はほとんどいらっしゃらないですよね。
それもそのハズ、たけのこの開花自体が非常に珍しい事なのです。
たけのこの種は環境の変化や種の保存の危機を感じると種を作り出す変わった植物なのです。しかしこの種を作り出す開花自体が根本的に稀な事となっています。
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竹の花は何十年かに1回程度咲き、そのときは種ができる
竹の開花を観たという方は恐らくほとんどいらっしゃらないと思われます。なんと竹の花は種類によっては120年に一度咲くだけともなっています。
しかも開花後には竹林全てが枯れてしまうのです。つまり竹が開花すると竹林が枯れていく為、不吉な事の前兆とも言われています。
竹の開花周期はさまざまとなっていますが、早くても60年程となっており、生涯で1度見れるかどうかの確率とも言えます。
そんな稀に起こる開花の後、竹は種を作り出し、新たなたけのこを作り出していくのです。
地下茎からの増殖によって増えていくという増殖方法がありながら、枯れる前だけに開花して種子を作り出すというたけのこの生態は現在でも謎とされており、ミステリーな生態を持つ植物ともなっています。
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あとがき
竹の開花は枯れる前だけの生態となっている事で、不吉な前兆としても言い伝えられています。
しかし竹の開花なんて専門家でもなかなか見る事が出来る光景ではなく、寧ろ幸運の前兆として捉えても良いのかもしれません。
開花すると全滅してしまう竹ですが、開花によって新たな種の保存を行う行動はまさに神秘とも言えますね。
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