和食屋さんや飲み屋で食べる山菜はとても美味しいですよね。タラの芽の天ぷらは本当に美味しいです。
しかし、いざ自分で調理すると思うとちょっと億劫になってしまいます。その理由は、下処理が面倒だからです。
「あく抜きが必要?」「どこを切れば良いの?」とわからないことが多いですよね。
ここではタラの芽の下処理方法について考えていきたいと思います。
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タラの芽のあくの成分って何?体に悪いの?
タラの芽の下処理と言えばあく抜きです。そもそも、このあくの成分は何なのでしょうか。
苦味やえぐみのある「あく」は嫌われる存在ですが、実は山菜のあくは体が喜ぶポリフェノールなのです。
タラの芽のあくに含まれているポリフェノールは「エラノサイト」という成分です。
この成分は糖が吸収されるのを抑える効果があります。血糖値の上昇を抑制してくれるのです。
あくは体に悪い成分ではなく、体に良い成分なのですね。
あく抜きは、体に悪いからするのではなく、苦味を取るために必要なだけなのです。
タラの芽の天ぷらはあく抜きの必要があるの?
たらの芽と言えば、天ぷらにすることが多いですが、天ぷらにする場合にはあく抜きの必要はありません。
タラの芽のあくは、天ぷらにすることで旨みに変わるからです。あく抜きをしなくても苦味が気になることはありません。
タラの芽の天ぷらは、美味しいだけでなく、あくの栄養をそのまま摂ることができる優れた調理方法だったのですね。
タラの芽の天ぷらのすごさを改めて知ることができました。
天ぷら以外で食べる場合はあく抜きの必要があり!下処理のやり方は?
棘の処理は?
タラの芽の棘は一見危ないように見えますが、加熱すれば食べることができます。もちろん毒などが含まれているわけでもありません。
天ぷらや炒めものにしたり、茹でてしまうとやわらかくなるので気にならなくなります。
棘は栽培する時には危険なものですが、体に悪いものではないのですね。
もし気になる方は、包丁でこそげ取るように切り落としたり、棘抜きで丁寧に抜いても良いでしょう。
ハカマの処理の仕方は?
タラの芽の根本部分には、ハカマと呼ばれる赤茶色の部分があります。これは固くて美味しくないので包丁で切り落とす必要があります。
切り落とした後は水でしっかり洗います。はかまの部分に、虫がいたり汚れていることがあるので、しっかりきれいにしてくださいね。
汚れがひどい時には、しばらく水に浸しておくと汚れが落ちやすくなります。
しかし、スーパーで売られているタラの芽は、はかまがついていないものもあります。
すでにはかまがきれいに取ってあるのです。その場合は下処理の必要がありません。
あく抜きの仕方は?
天ぷらを作る時にはあく抜きは不要ですが、それ以外の料理の時には苦味を取るためにあく抜きが必要となります。
鍋にたっぷりのお湯を沸かし塩を入れます。塩の量はお湯1Lに対して大さじ1です。
沸騰したお湯にタラの芽を入れたら2~3分ゆでます。その後冷水に入れて粗熱を取ります。
これだけで苦味の強いタラの芽でも、だいたいの苦味がとれます。あく抜きした後は炒め料理や和え物にそのまま使うことができます。
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下処理したタラの芽は冷凍保存もOK!
タラの芽の下処理は簡単にできることがわかりました。
はかまの部分を切り落とし、きれいに洗い、あく抜きをするという3ステップだけなので、普通の野菜よりも簡単ですね。
また、しっかり下処理したタラの芽は冷凍保存することも可能です。
タラの芽は香りが大切なのであまり日持ちがしません。
いただきもののタラの芽がたくさんあって食べきれない時には、風味を落としてしまう前に冷凍保存すると良いですよ。
あく抜きした後に、しっかり水気を縛りジップ付保存用袋に入れて冷凍庫に入れておきましょう。
細かく刻んでおくと、味噌汁の具などにそのまま使えるので便利です。
まとめ
ここでは、タラの芽の下処理方法についてご紹介してきました。
タラの芽は下処理が難しいから使いたくないという方は多いと思いますが、とても簡単であることがおわかりいただけたと思います。
皮をむいたり、千切りにしたりする野菜の処理よりも簡単ですね。タラの芽がとても身近な食材に感じてきました。
タラの芽料理をマスターして、料理の腕を上げたいですね。
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