タラの芽は「山菜の王様」と呼ばれています。美味しいタラの芽を求めて山菜採りに行く方は多いでしょう。
しかし、本当に美味しいタラの芽を見つけることは結構難しいです。実は青い芽ではなく赤い芽のタラの芽も存在するのです。
また、タラの芽と思ったらウルシの可能性もあります。
ここでは「赤い芽」のタラの芽についての話題をご紹介したいと思います。
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タラの芽には青芽と赤芽があるというのは本当?
味の違いとかあるの?
タラの芽は基本的に緑色をしています。これが「青芽」です。
しかし、葉っぱの部分が赤い色をしている「赤芽」と呼ばれるタラの芽も存在します。この赤芽には2つの理由があります。
タラの芽はタラノキの先端にある頂芽を栽培したものです。それ以外の側芽は採ってしまうとタラノキが枯れてしまうので収穫しません。
そして頂芽は緑色をしているのに、側芽は赤色をしている場合があります。
また、日当たりが良すぎる等の環境が悪い所に生えているタラノキのタラの芽は赤芽であることがあります。これが「赤芽」の1つ目の理由です。
このような赤芽のタラの芽は苦味がとても強いのであまり美味しくないでしょう。
2つ目の理由は、赤い芽の品種であるケースです。
伊豆七島に自生する「七島タラノキ」という品種のタラノキから収穫できるタラの芽は鮮やかな赤い色をしています。
琉球地方のタラノキの変種として知られています。
この赤芽はトゲがなく扱いやすいというメリットと、非常に美味しいという特徴があります。タラの芽の独特の風味を存分に味わうことができると評判です。
通販などで購入することができるので、タラの芽好きの方はぜひお取り寄せしてみてくださいね。
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タラの芽に似た植物に注意!特にウルシに注意!
タラの芽と似た植物の中にウルシがあります。
ウルシの樹液に触ってしまうとひどいかぶれが起きてしまいます。眠れないほどのかゆみに苦しむこともあるほどです。
しかも、樹液に触れた直後にかゆくなるのではなく、数時間~数日後にかゆみが現れるため、知らない間に体中を触ってしまっていて全身にかゆみが生じることもあります。
ウルシの姿はタラの芽と似ているのですが、「棘がない」「赤い」のがウルシの特徴です。
棘のないタラの芽も、赤い色のタラの芽もあるので、非常に判断が難しいのですが、ウルシの可能性を感じたら絶対に触らないようにしてくださいね。
タラの芽採りをする時にはルールを守る!
山菜採りをする時にはルールを守ることがとても大切です。
タラの芽を採る時にも、しっかりルールを守って楽しみたいものです。
タラの芽は、タラノキの幹の先端だけでなく、脇の枝にも生えているのですが、タラの芽採りをする時に採って良いのは先端の部分のタラの芽「頂芽」だけです。
それ以外の「側芽」を摂ってしまうと、タラノキが枯れてしまうからです。きちんと側芽を残しておくのがルールなのです。
また、タラノキは高いものだと5m近くになることもあります。背が高いタラノキのタラの芽を採ろうとすると枝や幹を折ってしまう危険があるので注意が必要です。
来年の再来年も多くの人がタラの芽採りを楽しむために、きちんとマナーを守りたいですね。
まとめ
ここでは、赤いタラの芽やウルシの問題について取り上げてみました。緑色だけでなく赤い色のタラの芽も存在するとは驚きですね。
タラの芽採りを楽しんでいる方はとても多いですよね。正しい知識を持ち、ルールを守りながら楽しましょう。
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