梅雨の時期になると厄介なのがカビです。
大量に作った梅干しに白カビが生えてしまったら大ショックですよね。白いカビが生えてしまった梅干しは食べても大丈夫なのでしょうか。それとも全部捨てるしかないのでしょうか。
ここでは梅干しに白いカビを発見した時に対処方法、また梅干しのカビ予防についてご紹介したいと思います。
梅干しは酸性ではなくアルカリ性の食品なのはなぜ?
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梅干しに白いカビのようなものが付着していた場合その正体は何?
塩
小さい白い塊がついている、その塊を触ると固い場合には、白カビではなく塩の結晶の可能性が高いです。梅干しは乾燥すると塩の結晶が浮き出てくるのです。
白いものの正体がカビではなく塩である場合、水に入れてみると溶けてしまいます。判断に迷ったら水につけてみると良いでしょう。白いものがそのまま残っていたらカビということになりますね。
梅干しは塩分が高い食べ物です。通常は10%、長持ちさせるためには20%もの塩が入っています。
塩が浮き出てしまうということは、塩の量が多かったことが原因かもしれません。次回使う時には塩分の量を調整してみましょう。
ちなみに、梅干しに塩が浮き出てしまっているだけなら、そのまま食べることができます。
カビ
梅干しに白いものがついていたらカビを疑いますよね。まず、この白いものの正体は何なのか確認しましょう。
白くふわふわしたものがついている、梅干しに白い膜のようなものが張っている場合には、白カビの可能性が高いです。
もちろんそのまま食べることはできないので注意してくださいね。
白いカビが生えてしまった梅干しって食べても大丈夫なの?対処法は?
梅干しに白カビを発見すると、慌てて全部捨ててしまう方もいますが、正しく対処すれば捨てずに食べることができます。
まず梅干しの表面についた白カビを熱湯で洗い流します。その後半日~1日天日干しします。梅酢は濾してカビなどの異物を取り除いてから、鍋で十分に煮立てます。
梅酢が冷めてから保存容器に入れて、天日干しをした梅を戻して終了です。このような対処をすれば、そのまま美味しい梅干しを作ることができます。
しかし、白カビではなく黒カビの場合には、深い部分までカビているので、対処しても食べることはできません。
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カビが生えないように予防する方法は?
傷のある梅を使わない
白カビは正しく対処することで食べられますが、できればその手間をなくすためにカビを生えないように予防したいですよね。
傷のある梅を使って梅干しを作ると、その傷部分から腐敗しカビが生える可能性があります。梅干しにする梅は傷のないきれいなものだけを使いましょう。
もったいないと思って傷のある梅を使うと全部の梅干しをダメにしてしまうので注意してくださいね。
しっかり水分を拭き取る
梅を洗う時には、できるだけ梅に水分を残さないようにします。さっと洗ってから十分に水分を拭きとりましょう。
また梅のへたの部分から水分が入ってしまうので、へたの部分取り除いた後は水につけないようにしてくださいね。
清潔な容器を使う
また梅ではなく容器にカビの原因があることも。念入りに熱湯消毒した容器を使いましょう。
梅を掴む箸などの道具も清潔にしておきたいですね。もちろん手も清潔にしておきましょう。
まとめ
初夏になるとたくさんの梅がスーパーに並びます。今年こそは梅干しを作るぞ!と思っている方も多いでしょう。
でも梅干し作りは失敗することも多く、1回目から上手に作るのは難しいものです。その失敗例として多いのが白カビです。
ただ塩の結晶が浮き出ている場合もあるので、まずは塩かカビか見極めてください。もし白カビでも正しく対処すれば大丈夫。
そのまま引き続き保存することができるでしょう。
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