スーパーにきれいな梅が並ぶ季節になると「梅干しを作ってみたい」と思う方は多いでしょう。
自家製梅干しが上手に作れたらとても嬉しいですよね。梅干しは他の漬物より簡単とも言われています。
でも実際に作ってみると、なかなか簡単にはいかないものです。梅干しの失敗例の一つに「変色」があります。
梅干しを漬けたら茶色になってしまうことがあるのです。これはどうしてなのでしょうか。対処法はあるのでしょうか。調べてみたいと思います。
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梅干しを漬けたら茶色に変色してしまう原因は?
茶色に変色してしまうのは過熟している?
梅干しを作る時には、まず梅を塩漬けにして重しを乗せて、梅酢が上がってくるのを待ちます。この段階の時に、梅が茶色に変色してしまうことが多いのです。
はじめて梅干しを作る方は「全然梅干しっぽい色じゃない!」と驚くでしょう。
でも、赤紫蘇で色付けする前の梅干しは、基本的に少し茶色になります。少し茶色に変色している程度なら心配はいらないでしょう。
茶色が強い場合には、梅が過熟だったことが原因です。梅干しに使う梅は完熟の状態でなければいけません。
青梅だと固い梅干しになってしまいます。逆に完熟を過ぎて過熟した状態の梅だと、漬けた時に茶色になってしまうのです。
白く変色している場合はカビ?塩?
梅が茶色に変色している場合は、それほど心配はいらないのですが、白く変色している場合は白カビの可能性があります。
その場合には白カビを取り除かなくてはなりません。また白い小さな塊がついている場合には塩の結晶かもしれません。
ユミ
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梅干しが茶色に変色しない方法としてしまった後の対処は?
予防法は?
梅を漬けた時に茶色になるのは、梅が完熟を過ぎているからです。変色を防ぐためには、ちょうどよく完熟した状態の梅を使う必要があります。
美味しい梅干しを作るためには、木から自然に落ちた梅を使うのが一番と言われています。完熟したベストの状態の梅ということですね。
高級梅干しと言われている商品は、自然に落ちた梅を使っていることが多いです。
自宅で梅干しを作る時には、6月中旬頃からスーパーに並ぶ完熟梅を使うのが良いでしょう。ちょうど良い完熟梅であれば茶色に変色することはありません。
しかし、完熟していない青梅を梅干しにしたいという場合もありますよね。そのような時は「追熟」する必要があります。青梅を成熟するまで置いておくことです。
追熟させる時には、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。そして黄色の状態になったら完熟したサインです。
それ以上追熟してしまうと変色してしまうので注意してくださいね。頻繁に梅の色をチェックして過熟しないようにしましょう。
対処法は?
漬けた梅が茶色になってしまっても、そのまま梅干しにすることができます。しかし、仕上がった時にきれいな色にはなりません。
そこで、茶色になった時の対象法としては、赤紫蘇を入れて色付けをするのがおすすめです。梅干し作りに赤紫蘇は必ず必要なものではありません。
白梅干しといって、赤くない梅本来の色に仕上げる梅干しもあります。
でも、茶色になってしまった場合には赤紫蘇できれいに仕上げると良いでしょう。
梅が出回る時期になると、スーパーには赤紫蘇も売られるようになります。塩もみをした赤紫蘇を梅酢と合わせて使います。
まとめ
はじめて梅干し作りをする時には、色々な失敗があるかもしれません。でも、茶色になってしまっても慌てる必要はありません。
梅が熟しすぎていたために変色しやすくなっていたと考えられます。その場合は、赤紫蘇で色付けをすれば問題なく仕上がることができるでしょう。
でも、白く変色している時には白カビの恐れがあるので注意してくださいね。
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