「うなぎとあなごの違いって意外とわからないものだと思いませんか?」
私は味音痴なので目隠ししてうなぎの蒲焼やあなごの蒲焼きを食べさせられてどっちか判別する自信は私はありません。
うなぎとあなごってスーパーでみると値段も穴子のほうが少し安くてもし味に見分けがつかないなら、うなぎの代用品としても使えそうな気がしますよね?
今回はそれらを調べてみました。
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うなぎとあなごの見た目の違いは?
うなぎとあなご、よく似ていますがうなぎは体長100~130cm、あなごはオスが40cm、メスが90cmくらいです。
調理してしまうと見分けがつきにくいですが、水槽などで泳いでいる姿を姿を見ると違いがわかります。
頭のほうからよく見ていくと、うなぎの方は下あごが出ていますが、あなごは上あごが出ています。
体はうなぎは黒色で、小さなうろこがあります。あなごは茶色でうろこはありませんが、体の側面に、うなぎにはない白い斑点が並んでいます。
さらにしっぽを見ると、うなぎのほうは扇型に広がっているのに対して、あなごは尖っています。
うなぎとあなごの栄養価の違いは?
栄養価にも違いがあります。
100gあたりのエネルギーはうなぎ255kcalに対してあなご161kcalとなっていてあなごの方がカロリーが少なかったりします。
しかし栄養成分はうなぎのほうが勝っているものが多く、脂質、カルシウム、ビタミンA、EPA(エイコサペンタンエン酸)、DHA(ドコサヘキサンエン酸)などは圧倒的にうなぎの方が多くなっています。
ただし栄養的にあなごのほうが劣っているというわけではなく、ビタミンA・E・Dはあなごに多く含まれていますし、何よりあなごは高たんぱくで低カロリーです。
また、ナトリウムやカリウムなどのミネラルも、うなぎよりたくさん含まれています。
値段はどっちが高い?
値段は蒲焼としての相場を見てみると、おおよそ、うなぎが1500~3000円、あなごが500~1000円とうなぎのほうが圧倒的に高くなっています。
ただし、うなぎ・あなごとも相対的に値段が上昇しているのは同じです。要因としてはうなぎの漁獲高が激減していることが関係しています。
うなぎは完全養殖が困難なため、1961年には年間約3400トンだった漁獲量は、現在では約200トンまで減少しているのです。
そのためうなぎの値段は高騰しているのですが、あなごもうなぎの代替品としての需要が増え値段が高騰してるのです。
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あなごをうまく調理してうなぎと同じ味になる?
うなぎは脂質が多くこってりとした味ですが、あなご脂質が少なくあっさりとした味です。蒲焼にした場合、味の違いはこの脂質の量が関係してきます。
脂質の少ないあなごを蒲焼にしてもうなぎのようなジューシーさは得られないのです。
対してあなごをてんぷらにした場合は脂質が補われますが、うなぎをてんぷらにすると逆に脂質が多すぎてしつこくなってしまいます。
うなぎは焼いて余分な脂質を取り除き、あなごは淡泊な味わいを補うために、ふっくらとたれで炊くなど、あなごをうなぎの代用とするのではなく、それぞれの特徴を生かして適切な調理方法を選ぶのが良いでしょう。
面白いうなぎとあなごに関する検証動画がありましたので是非参考にしてみてください。
プロの方も見分けがつかないことがあるとは・・・意外と代用品としてあなごは優秀なのかもしれませんね。
あなごはうなぎの代用品?私はうなぎ寿司よりも穴子寿司の方が好き!
うなぎの蒲焼の代用品としてあなごを用いるとうなぎには負けますが、うなぎの寿司と穴子の寿司だったら私はあなごの寿司のほうが大好きです。
うなぎの良さは脂の量。あなごは淡白だけれど穴子寿司にすればうなぎよりも人気があると思います。食べ方次第で決してあなごはうなぎに劣らないと思います。
まとめ
うなぎとあなごの違い。どうでしたか?
私は大きさや形状などを踏まえると生きている時なら今回勉強したことで見分けが付く自信がもてました。
しかし味に関しては、自信はないですね。うなぎとあなごが両方あって、食べ比べるならまだ分かる自信はあります。脂が多い方を選べばうなぎだということはわかっているので。
しかし1個の蒲焼きをだされて、「これうなぎとあなごどっちだ?」と質問されたらちょっと自信がありません。
皆さんは区別がつく自信はありますか?
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