なすとなすびの違いはわかりますか?「なすが野菜でなすびが芸人でしょ?」というつまらない冗談はいらないです。ちなみに漢字で書くどちらも「茄子」と書きます。
私の認識だと大きさの違いから小さいのを『なす』、大きいのを『なすび』というのだと思っていましたが全く違いました。
私は『なす』と『なすび』の違いはあるのか?徹底的に調べてみましたので報告したいと思います。
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『なす』と『なすび』
なすとなすびは全く同じ野菜だった!
例えば魚だと出世魚みたいな魚がありますよね?ブリがいい例です。ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリのように成長をしていきます。
私の認識だと出世野菜みたいな感じに思っていて、なす→なすびだと思っていました。実が若いほうが柔らかくて食べやすいとかそういう理由があってスーパーで出回っているのは『なす』だけなんだなとか大人になるまで(今の今まで)信じていました。
ですが全く同じ野菜です。呼び方が違うだけで性質は全く同じものでした。正直自分の無知さにショックを隠しきれない状況です。
そして思うわけです。「何で名前が2つもあるの?誰がそんなことをしたの?」と
『なす』と『なすび』の違いは奈良時代の宮廷に原因があった!
奈良時代『なすび』は奈良比と漢字で書いていたようです。しかし宮中の女房言葉等で略されて『なす』と言っていました。
「女房言葉って何?」
って言うとおそらく今でいう業界用語みたいなもんでしょうか?
寿司のことを「シースー」みたいな感じでナスビを略してなすと言う人がいたのでしょう。実は女房言葉って今でも使われているの多いんです。まとめてみました。
こう思うとたくさんの女房言葉が今でも残っています。
なすびとなすも気がついたら女房言葉の方が浸透してきたためになすの方が今ではよく使われているということなのでしょう。
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『なすび』の方がメジャーだと思う人は関西圏?関東では『なす』
「いやいや、そもそもなすびの方がメジャーな言葉だよ?」
とここまでの文章を読んで思った方いると思います。
そうなんです。実は「なすと呼ぶ派」と「なすびと呼ぶ派」って地域によって違うことが分かりました。
これを見ると関東はなすと呼ぶ人が多く、関西ではなすびと呼ぶのが多いみたいですね。
いわゆるマックとマクド、ケンタとケンチキみたいな地域によって呼び方が違うみたいなものがなすとなすびにもあるというわけです。
なすとなすびの違いをまとめてみた
- なすとなすびは全く同じ野菜
- なすびが正式名称で女房言葉でなすと略されていた
- 時代は遡り気が付くと『なす』が浸透していった
- 関西では『なすび』、関東では『なす』と呼ぶケースが多い
- 芸人のなすびは福島出身で別に関西人ではない
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