なすの品種はけっこうたくさんあるということをご存知でしょうか。
と言ってもわたしはあまり浮かびません。普段はスーパーで見かける定番の品種しか口にしないと思います。では、実際にどんな品種があってどんな違いがあるのでしょう。
調べてみたので機会があればぜひ食べ比べてみて下さいね。
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一般的によく食べるなすは「千両茄子」
わたし達がよく食べているなすは「千両茄子」という品種です。
ヘタ側が若干ほっそりしていて先の方になると膨らんでいるあのなすの形は長卵形と呼ばれています。岡山県や九州地方で主に生産されており、ハウス栽培にも適しているため生産しやすいのだとか。
濃い皮の色が鮮やかで皮の厚みも気にならず、調理がしやすい歯切れのいい品種です。果肉のやわらかさも人気の理由で、煮ても焼いても揚げても美味しい千両茄子は夏の献立に欠かせませんね。
他のなすの品種は?
なすには他にもたくさんの品種があります。
千両茄子よりも長い「長茄子」は約20cmほど。スーパーではばら売りでよく見かけます。千両茄子と比べると全体の太さが均等なので輪切りにして大きさを揃えたい時に便利な品種です。
さらに大きい「大長茄子」になると40cm以上の長さになります。長茄子をぐーっと引っ張ったように長い大長茄子は普段あまり見かけない品種かもしれません。
どちらも果肉がやわらかくて甘みがあるのが特徴だそうです。他にはころんと可愛い「小丸茄子」やアメリカ種でヘタが緑色の「米(べい)茄子」などがあり、形状で大きく分けると全部で7種類あるそうです。
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地域の伝統なすはご存知ですか?
伝統なすとして有名なのは京都の「加茂なす」です。傷がつきやすいため栽培が難しく、生産数は地元でも非常に限られています。そのため高級食材として扱われています。
大阪で生まれた「水茄子」は限られた土地でしか育ちにくいため「幻の茄子」と呼ばれることもあるそうです。こちらは漬物にしたり生でも食べることもできる品種です。
宮崎の「佐土原なす」は長茄子の一種で赤紫に近い皮の色をしています。種が少なくてやわらかいことで人気の品種なんだとか。しかし一度絶滅した歴史があり、その後復活を遂げたことによって「奇跡のなす」と呼ばれたりもしているそうです。
全国には他にもたくさんの伝統なすがあり、どの品種もその地域の風土に合わせて作られるため希少価値の高いものばかりです。
青いなす、白いなすもある?!
皮が黄緑色の「青なす」は焼きなすにぴったり。とろっとしてとても美味しいのだとか。
ヘタが緑色でボディがかぶのように白い「白なす」なんていう品種もあり、こちらは炒め物や揚げ物に向いているそうです。白色を残すためには一度素揚げをしてから使うといいみたいですよ。
あとがき
なすにはこんなにいろいろな種類があったなんて驚きですね。
個人的にはトロなすとも呼ばれている「青なす」を食べてみたいです。焼いたなすのとろっとした果肉はたまりませんからね!
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