七五三などでもらうことが出来る千歳飴。細長い飴で子供も大喜びのお菓子ですが、金太郎飴とどう違いがあるかわかりますか?
子供に「金太郎飴とどう違うの?」
なんて聞かれた時に答えられなくて子供の前で大人な自分を見せられないでちょっと悔しい思いをしないように調べてみました。
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千歳飴とは?
千歳飴とは、七五三の時に子どもたちに配られる直径14.5mm以下、長さ1mの細長い飴のことです。
「千歳」という言葉には「千年」「長い年月」という意味があり、その名を冠するこの飴には「子どもたちに長生きして欲しい」という願いが込められています。
また基本的に紅白に着色されており、絵柄も鶴亀や松竹梅といった縁起のいいものが描かれています。
千歳飴が生まれたとされる江戸時代、流行り病によって子どもは早死することが多かったため、我が子の長寿と健康を願うという意味が親たちの間でまたたく間に広がり、現在でも七五三の定番となっています。
金太郎飴とは?
金太郎飴とは、断面に金太郎の顔が描かれた飴のことです。それぞれに着色された粘土状の飴を組み合わせて絵柄を作り、細長い棒状に伸ばして作る「組み飴」と呼ばれる飴の一種です。
どこから切っても同じ金太郎の顔が現れるところが大きな特徴です。金太郎飴は江戸時代中頃に江戸で誕生しました。
当時おかめや福助の絵柄が入った「おたやん」と呼ばれる組み飴が大阪にあり、その組み飴の技術を学んだ職人が江戸で出店する際に、当時流行っていた金太郎の絵柄を使って飴を作ったことが、その名前の由来です。
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味の違いなどは?
千歳飴と金太郎飴の違いは、「見た目」「作り」「食べるタイミング」の3点です。
まず1点目の「見た目」に関しては、千歳飴は長寿の願いが込められているため、一本の細長い棒状で子どもたちに手渡されます。これに対し、金太郎飴は一口サイズにカットされた形状をしています。
次に2点目の「作り」に関してですが、千歳飴は中身がスカスカで、軽くて折れやすい作りをしています。これは、千歳飴が生まれた江戸時代は砂糖が貴重なものであったため、家族みんなで割って食べられるようにしていたことに由来しています。
それに対し、金太郎飴は、中身がしっかり詰まってベトベトした作りをしています。このため、切りやすく、絵柄をきれいに見せることができます。
最後に3点目の「食べるタイミング」に関してですが、千歳飴は七五三の時に食べますが、金太郎飴は観光地で買ったりお土産でもらった時に食べる機会があります。味はほとんど同じですが、千歳飴と金太郎飴にはこのような違いがあります。
子供にわかりやすく説明するならどう伝える?
千歳飴は「元気に大きくなって長生きできますように」というお願い事をしてある1本の細長い飴で、七五三のような特別なイベントの時にもらえるものです。
それに対して、金太郎飴は、金太郎の顔が描かれている一口サイズの飴のことで、どこかに遊びに行った時に買ったり、誰かからのお土産でもらった時に食べるものです。
これさえ押さえておけば子供でも理解出来ると思います。
あとがき
金太郎飴と千歳飴。似たような飴だと最初思っていましたが由来などを考えると全然違う飴なんだなということを学びました。
これで我が子に質問された時にきちんと答えられそうな気がします。
▶ 神社は夕方に参拝しては駄目っていうのは本当?
▶ 神社で転ぶのは縁起が悪い?それとも厄落としになる?
▶ 神社は夕方に参拝しては駄目っていうのは本当?
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