神社の鳥居で礼をする時に気になる事まとめ

鳥居

「あなたは神社の鳥居をくぐる時に礼をしますか?そのまま素通りしますか?」

私は大きな鳥居の時は軽くお辞儀程度をしていましたけれど、鳥居がたくさんある神社の場合は最初の入り口の部分だけしか礼をしません。

親から教わった作法だと思いますが、それが正しいのか少し不安になってしまいました。そもそも何で礼をするのかすら説明ができません。

なので今日は鳥居で礼をすることについてまとめてみました。

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何で神社の鳥居で礼をするの?

考える女性

鳥居は、神様のお住いである神社の玄関ともいえる場所です。

どなたかのお家へ伺ったときに玄関で「おじゃまします」とご挨拶をすることと同じように、神様のお住いの玄関でも軽くご挨拶をするのはとても自然なことです。

鳥居での礼は玄関でのご挨拶ですから、軽く会釈をする程度の礼でよく、このときの礼を一揖といいます。一揖とは、軽くお辞儀をすることです。

参道の中央は神様のお通りになる場所とされますので中央を避けて歩き、鳥居の前で、これからおじゃまする神様のお住いで失礼のないよう身なりを整え、帽子などは外して、おじゃましますとの気持ちを込めて軽くお辞儀をしましょう。

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鳥居をくぐる時は左足からという理由は?

ポイント女性

日本では古くから左側を尊ぶ習慣があり、左を神様、右が人を意味するという説があります。

神聖な場所への入り口である鳥居をくぐって神様のお近くへ進んでいく際のお作法として、左からと覚えておくといいでしょう。

ただしお正月などで混雑しているような場合は、中央から左側を通りたくても通れないこともあります。その場合は、できるだけ中央を避けて左右どちらかへ寄り、鳥居の柱に近いほうの足から進んでいくこととされます。

礼を失しないことが大切なので、混雑している場合は他の参拝者のじゃまにならないよう気をつけながら、これから神聖な場所へおじゃまするのだという気持ちをもって鳥居をくぐるようにするとよいでしょう。

たくさんの鳥居があったらその都度礼をするべきなの?

考える会社員

神様のお住いへの入り口ですから、できれば鳥居ごとに会釈をして進むと良いのですが、例えば京都の伏見神社のように、たくさんの鳥居で参道がトンネルのようになっている場合、すべての鳥居で礼をすることはとてもできません。

神社への正面玄関である「一の鳥居」、次の入り口である「二の鳥居」、「三の鳥居」と、主な鳥居には順番に名前がついています。

この名前の付いたそれぞれの鳥居で礼をする、または、正面玄関である一の鳥居で「これから参拝させていただきます」との気持ちを込めて礼をし、他の鳥居では省略させていただいても良いでしょう。

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帰り道は礼をするべきなの?

指をさす男性

参拝の帰りは、神様のお住いを辞去するわけですから玄関先である鳥居でも会釈をして帰るのは、自然な行いです。お住まいへ入らせていただいたことへの感謝の気持ちを込めて、軽くお辞儀をしましょう。

もちろん帰り道でも、中央を避けて左右どちらかに寄って進みます。

複数の鳥居がある場合には、入らせていただいたときに行ったように、一の鳥居だけで礼をしたなら一の鳥居で、それぞれの鳥居で礼をしたなら、それぞれの鳥居で礼をしながら帰ります。

あとがき

神社は、神様のお住いです。難しく考えず、人の住まいに訪問するときと同じように礼儀正しく気持ちよく参拝するように心がけましょう。

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