いかなごは「こうなご(小女子)」「しんこ(新子)」「おおなご(女郎人)」と地方によって様々な呼び方がある魚です。
呼び方も感じもユニークですね。昔から、日本全国で親しまれてきた魚であることがわかりますね。
それでは、いかなごは英語では何と言うでしょうか。そもそも英語の言い方があるのでしょうか。調べてみたいと思います。
いかなごに似た魚(きびなご・こうなご・新子)はどう違う?
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いかなごは英語で何て言うの?
いかなごの学名は「Ammodytes personatus」というラテン語です。
Googleでいかなごの英語を調べてみると「Ikanago」と出てきました。これでは外国人には伝わらない感じがしますね。
さらに調べてみると有力な言い方が2つありました。
1つ目は「Sand lance」。「Sand」は砂、「lance」は槍を意味します。
2つ目は「Sand eel」。「eel」はうなぎを意味します。
「Japanese」をつけて「Japanese sando lance」「Japanese sand eel」と言うこともあります。
「Sand」、つまり「砂」が名前についているのは、いかなごの生態と関係しています。いかなごは幼魚の時に砂にもぐって冬眠する習性があります。
このことから、「Sand」がつけられたと思われます。槍やうなぎは、いかなごの姿を似ていることからつけられたのでしょう。
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いかなごの釘煮は英語で何ていうの?候補はたくさんある?
普通に「Ikanago-no-kugi-ni」
いかなごの釘煮を英語で表現するにはどうしたら良いのでしょうか。これを調べてみると複数の候補がありました。
1つ目は、そのまま「Ikanago-no-kugi-ni」という言い方です。これも外国人にはスムーズに伝わらないでしょう。
Boiled nail Ikanago
外国人の文章の中に「Boiled nail Ikanago」という言葉が度々出てきました。「Boiled」は茹でる、煮るという意味。
「nail」は爪の他に釘という意味があります。いかなごの釘煮を直訳している表現と言えますね。これならだいぶ雰囲気が伝わりそうです
carameled sandlances
「carameled sandlances」と表現している方もいました。「caramel」=キャラメル、焼き砂糖に「ed」とつけて形容詞にしていますね。
「sandlances」はいかなごの英語「sand lance」と同じでしょう。確かに釘煮はいかなごを焼き砂糖で絡めているという表現が合っていると思います。
厳密に正しい使い方ではなくても、外国人にニュアンスを伝えられることはできるでしょう。
Tsukudani of Ikanago
普通にGoogleでいかなごの佃煮の英語表現を検索してみると「Tsukudani of Ikanago」と出てきました。
やはり外国には佃煮というものが存在しないので、英語で表現するのは難しいのですね。
私はいかなごの釘煮はこう英訳する!
いかなごの釘煮の英語表現についていくつかご紹介してきましたが、おそらくどれが一番正しいということはないでしょう。
私の考えてとしては、「Caramelized sand lance」が良いと思います。
「Caramelized」はお菓子などに使われる「キャラメリゼ」という調理方法を意味します。砂糖が酸化する時にキャラメリゼが起きて、香ばしさが生まれます。
ナッツやドライフルーツのキャラメリゼなどは、佃煮と似ていると言えます。キャラメリゼ=佃煮ではありませんが、雰囲気を伝えることができると思います。
いかなごの釘煮を「神戸フィッシュ」として売り出している!
神戸市漁協がいかなごの佃煮を海外に向けて販売している情報を見つけました。その名もすばり「神戸フィッシュ」。
英語で「KOBE FISH」と呼んでいました。アメリカ、ロサンゼルスのスーパーで即売会を行ったところ、とても人気を集めました。
濃い味付けがアメリカ人の好みにマッチしたのですね。もしかしたら「KOBE FISH」がいかなごの佃煮の英語として広まるかもしれませんね。
まとめ
ここでは、日本の春を伝える魚いかなごの英語について考えてきました。
これ!という決まった英語はないことがわかりました。外国には佃煮という食べ物がないため、いかなごの佃煮を英語で表現するのも難しいですね。
敢えて言うなら「キャラメリゼ」という調理方法と似ているので、この表現を使うと伝わりやすいかもしれません。
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