梅干しは古くから日本の常備菜として愛されてきた食材です。
梅干しが常備されていると豊かな気持ちになります。梅干しの魅力は非常に日持ちがすること。他の常備菜とは比べ物にならないくらい長持ちします。
でも、日持ちさせるためには容器が重要です。間違った容器を使うとせっかくの梅干しを日持ちさせることができません。
今回は梅干しの保存期間、日持ちさせる方法についてご紹介していきましょう。
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梅干しの保存期間ってどれぐらいなの?
梅干しは塩分濃度で保存方法や保存期間が異なるって本当?
梅干しは冷蔵庫がなかった時代から保存食として食べられてきた食材です。だから、もちろん常温保存することができます。
しかし、注意すべきは「塩分濃度」です。塩分がたくさん入っていた方が腐りにくいのです。
昔ながらの梅干しは、スーパーで売っている梅干しよりしょっぱいですよね。それは塩分濃度が高いからです。
昔ながらの梅干しの塩分濃度は20%、スーパーなどで売られている梅干しの多くは塩分濃度10%です。
常温
塩分濃度が18%までの自家製梅干しであれば常温保存OKです。直射日光を避けて冷暗所で保管してくださいね。
なんと20%の塩分濃度の梅干しであれば100年でも200年でも美味しく食べることができるのです。実際に100年以上前の梅干しを食べているご家庭もあります。
市販の梅干しは塩分濃度が低いので常温保存はおすすめしません。
冷蔵
塩分濃度が18%以下の自家製梅干しの場合は、冷蔵庫保存してください。密封していれば1年保存することができます。
市販の梅干しの場合は、記載されている賞味期限を守るようにしてくださいね。
冷凍
梅干しは冷凍保存することも可能です。丸ごと冷凍しておにぎりの具にしたり、梅肉だけ小分けして保存しておいて料理に使うのも良いでしょう。
ただし、水分が多い梅干しの場合には、そのまま冷凍するとくっついてしまうので、1つ1つラップに包んでくださいね
食べる時には自然解凍するだけなので便利です。冷凍した梅干しの保存期間は約1ヶ月です。
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梅干しの保存方法!気をつける点は?
容器には特に注意!
梅干しは長期保存できる便利な食材ですが、保存方法を間違えるとダメにしてしまうこともあるので注意してくださいね。
特に梅干しを保存する容器に気を付けてください。
梅干しはとても酸が強いので、金属製の容器は絶対NGです。梅干しの酸が金属を溶かしてしまうのです。
容器の金属が溶けて梅干しに混ざってしまうことになります。ホーローの容器も金属が溶け出すので向いていません。
ガラスは酸で溶けることがないので、ガラス製の瓶が一番適しています。
乾燥させない
梅干しを保存する時には密封して乾燥を防ぐようにしましょう。梅干しは乾燥すると塩が浮き出した状態になってしまうからです。
また、空気に触れると、酸素と結びついて酸化してしまいます。せっかくの梅干しが痛みやすくなるので気を付けましょう。
小分けにして保存する
自家製梅干しを作る時には大量に作りますよね。そんな時は、できるだけ小分けにして保存するようにしましょう。
清潔な小瓶を用意するのがベストです。大きな容器に入れてしまうと、取り出す度に空気に触れて酸化してしまうからです。
もちろん保存容器から取り出す時は清潔な箸を使います。直箸はNGです。唾液には多くの雑菌があるため、梅干しを腐敗させてしまうでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。梅干しは昔から日本人の保存食として重宝されてきました。
梅干しのあのしょっぱさには100年、200年経っても食べ続けることができる秘密が隠されていたのですね。昔の人の知恵は本当にすごいですね。
日持ちさせたい時には塩分濃度を高くすること、容器に注意することを覚えておいてくださいね。
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